パニールは、インド料理でよく使われるフレッシュチーズです。シャヒパニールとは、そのパニールが入ったトマトベースのカレー。インドに住んでいた頃、大好きでよく食べていました。
日本のインド料理店ではあまり見かけないため、自分で作ってみました。この記事を参考に、ぜひ挑戦してみてください!
シャヒパニール(shahi paneer)とは
シャヒパニールは、北インドの代表的なカレーの1つです。「王族」を意味する「シャヒ」と、カッテージチーズを指す「パニール」から名付けられた料理です。トマト、生クリームを使った濃厚でクリーミーなソースが特徴です。
インドで初めて見た時は、豆腐かと思いました。
パニールの作り方:自家製インドのフレッシュチーズ
パニールの材料
- 牛乳:500ml
- 生クリーム:100ml
- カルダモン:5粒
- レモン:1個(絞り汁)
パニールの作り方
牛乳と生クリームを温める
鍋に牛乳と生クリーム、カルダモンを入れ、弱火で加熱します。沸騰させないように注意しながら、時々かき混ぜます。
ちなみにわたしは油断して吹きこぼれました。一瞬のできごとでした。
レモン汁を加える
牛乳が温まったら火を弱め、レモン汁を少しずつ加えます。牛乳が分離してカッテージチーズのような固まりができるのを確認します。固まりができない場合は、レモン汁を少量追加してください。
水分を切る
ボウルに清潔な布(ガーゼや薄いキッチンタオル)を敷き、固まりをこします。布の端をまとめて絞り、水分をしっかりと切ります。
ガーゼがなく、キッチンペーパーを数枚重ねて絞りました。少し破れてしまいました。
一度開いてみます。鍋の底を少し焦がしてしまったので、一部茶色い部分があります。
水分を飛ばして形を整える
布に包んだままのパニールを平らな面に置き、上から重しをのせて15〜20分間押し固めます。
固まったパニールを布から取り出し、お好みのサイズにカットします。
コツとアレンジ
カルダモンを加えると、香り豊かな本格的なパニールに仕上がります。
シンプルな味がお好みの場合は省略してもOKですが、インドらしいカルダモンの香りが引き立つパニールもぜひ試してみてください!
シャヒパニール(shahi paneer)の作り方
シャヒパニールの材料(2〜3人分)
- パニール:200g
- トマト缶:1缶
- 玉ねぎ:1個(細かくみじん切り)
- 生クリーム:100ml
- カシューナッツ:10粒(ぬるま湯で10分浸けてペーストにする)
- ニンニク:すりおろし
- ショウガ:すりおろし
- サラダ油またはギー:大さじ2
- バター:大さじ1
- ガラムマサラ:小さじ1
- クミンシード:小さじ1
- ターメリック:小さじ1/4
- コリアンダーパウダー:小さじ1
- チリパウダー:小さじ1/2(お好みで調整)
- 塩:適量
シャヒパニールの作り方
玉ねぎを炒める
フライパンにサラダ油またはギーを熱し、クミンシードを加えます。香りが立ったら、みじん切りにした玉ねぎを加え、飴色になるまで中火で炒めます。焦げそうになったら、水を少し加えるのがポイントです。
香味野菜を加える
すりおろしたニンニクとショウガを加え、さらに1分ほど炒めます。
スパイスとトマトを加える
ターメリック、コリアンダーパウダー、チリパウダーを加え、スパイスの香りが立つまで炒めます。続いてトマト缶を加え、弱火で10分ほど煮込みます。
クリームを加える
生クリームを加えます。全体を優しく混ぜ、5分ほど煮込みます。
仕上げ
最後に塩、ガラムマサラ、バターを加えて味を整える、パニールを入れたら完成です。
食べ方
シャヒパニールは、バスマティライスやナン、チャパティ(全粒粉のパン)といただきます。
味の感想
これは!インドで食べたパニールそのもの!カルダモンのすっと爽やかな味わいがインドらしいです。濃厚でクリーミーなトマトベースのカレーは、リッチな味わいでとても美味しいです。
インドで食べたシャヒパニールを思い出します。インドでは、写真のようなローカル食堂で食べていました。
家庭で楽しむインドの味、シャヒパニールをぜひお試しください!