【2024年決定版】インドの一度は行きたい世界遺産ランキングTOP15!

急激な成長を遂げるインド。そのインドを語る上で欠かせないのが、世界遺産です。インドには数多くの世界遺産があり、その歴史の古さと独特な魅力を求めて多くの観光客が訪れます。そんなインドを訪れるなら、一度は行きたい世界遺産をランキングでご紹介します。スポット情報も併せて記載しましたので、インド旅行を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

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40以上の世界遺産が眠る歴史的国「インド」

インドには、歴史的な建造物が多く残されており、40以上もの建築物や地域が世界遺産に登録されています。そんな数ある世界遺産の中でも、一度は見ておきたい人気のスポットをランキングでご紹介します。

インドの人気世界遺産ランキング第15位:コナーラクのスーリヤ寺院

オリッサ州コナーラクにある「コナーラクのスーリヤ寺院」は、1984年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。東ガンガ朝時代後期の13世紀に建設されたインド建築で、その迫力と壁面に刻まれた美しい彫刻を見に世界中から観光客が訪れます。

またスーリヤとはヒンドゥー教の太陽神のことで、イスラム教徒に勝利したことを記念して作られたとされる寺院です。壁面には、女性や家畜動物、楽士といった当時を物語る歴史がびっしりと刻まれており、見応えがあるスポットとして人気を集めています。

【基本情報】

施設名:コナーラクのスーリヤ寺院(Konark Sun Temple)
住所:Konark, Odisha 752111

インドの人気世界遺産ランキング第14位:アンベール城

ジャイプールの郊外にある「アンベール城」は、2013年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。アンベール王国のマハラジャによって建設された城は、16〜17世紀にかけてラージプートの王が居城として使っていたと言われています。

中でも見応えのあるスポットが、世界で最も美しい門とされる「ガネーシャ門」です。象頭の神・ガネーシャが描かれた門は、淡いピンクの美しい建物が印象的で、SNSでも人気を集めています。アンベール城を訪れるなら、1枚は写真に収めておきたいスポットです。

【基本情報】

施設名:アンベール城(Amber Fort)
住所: Devisinghpura, Amer, Jaipur, Rajasthan 302001

インドの人気世界遺産ランキング第13位:ラージャスターンの丘陵城塞群

インド最大の州とされるラージャスターン州にある「ラージャスターンの丘陵城塞群」は、2013年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。各エリアに散らばる6つの世界遺産を総称しており、アンベール城もラージャスターンの丘陵城塞群のひとつです。

ラージャスターンの丘陵城塞群は、戦乱の時代とされる10世紀〜15世紀にかけて築かれた要塞群。砦からの眺めは、日本では味わうことのできない壮大な景色が望めます。6つの世界遺産を一つひとつ回る時間がない方にもおすすめです。

【基本情報】

施設名:ラージャスターンの丘陵城塞群(Chittorgarh Fort)

住所:Chittorgarh, Rajasthan 312001

インドの人気世界遺産ランキング第12位:ダージリン・ヒマラヤ鉄道

紅茶で有名なダージリン地方を走る鉄道「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」は、1999年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。鉄道好きにはたまらないスポットと言っても過言ではなく、走る最古の山岳鉄道として知られています。

ダージリン・ヒマラヤ鉄道は、当時イギリスの植民地であったことからダージリン特産の紅茶や避暑客の輸送を目的に使われていた列車です。レトロな風貌とおもちゃのような雰囲気から「トイ・トレイン(おもちゃ列車)」とも呼ばれています。

【基本情報】

施設名:ダージリン・ヒマラヤ鉄道(Darjeeling Himalayan Railway)
住所:各発車駅

インドの人気世界遺産ランキング第11位:ファテープル・シークリー

アグラから40km程離れたところにある「ファテープル・シークリー」は、1986年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。イスラムとヒンドゥーの2つの宗教が入り混じったアクバル様式の建築物で、他に類を見ない芸術作品とも言われています。

ファテープル・シークリーは、アクバル帝に世継ぎが生まれたことへの感謝として建てられた建築物です。しかしたった14年しか使われなかったことや、戦火の被害も受けていないことから、当時の様子が今でも見られる貴重な世界遺産でもあります。

【基本情報】

施設名:ファテープル・シークリー(Fatehpur Sikri)
住所: Buland Gate, Dadupura, Fatehpur Sikri, Uttar Pradesh 283110 インド

インドの人気世界遺産ランキング第10位:ジャンタル・マンタル

ジャイプールにある「ジャンタル・マンタル」は、2010年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。ジャイ・スィン2世と言われる天文学の才に長けたマハラジャが建てたシティパレスの隣にある天文台で、一見オブジェにも見えます。

2秒刻みで時間が測れる巨大な日時計は、なんと約27.4mもあるとされています。またジャンタル・マンタルは今もなお使用されており、現役の世界遺産としても有名です。

【基本情報】

施設名:ジャンタル・マンタル(Jantar・Mantar)
住所:Gangori Bazaar, J.D.A.  Pink City, Jaipur,  Rajasthan 302002

インドの人気世界遺産ランキング第9位:サーンチーの仏教建造物群

ボーパールから東北へ約67km離れたところに位置する小さな村サーンチーにある「サーンチーの仏教建造物群」は、1989年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。

インドに残る最古の仏塔で、紀元前3世紀頃に建設されたと言われています。また細部まで丁寧に彫られた仏教彫刻で知られる仏教遺跡であり、アショーカ王の仏塔がほぼ変わらない状態で残されている貴重なスポット。インドの古代仏教建築を一目見たい方におすすめです。

【基本情報】

施設名:サーンチーの仏教建造物群(Buddhist Monuments at Sanchi)
住所:FPJQ+9XJ, Sanchi, Madhya Pradesh 464661

インドの人気世界遺産ランキング第8位:レッド・フォート建造物群

インドの首都・デリーにある「レッド・フォート建造物群」は、、2007年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。赤い砂岩で作られた特徴のある建造物で、ムガル帝国時代の城塞として知られています。

レッド・フォート建造物群の見どころは、豪華な建築物の数々です。宮殿や庭園、モスク、軍事施設のどれも当時のインドの豊かさを物語るものばかりです。レッド・フォート建造物群は、ペルシャやヒンドゥーの影響を受けていることでも有名。多様な文化を肌で感じられる美しい建築物を間近で見られます。

【基本情報】

施設名:レッド・フォート建造物群(Red Fort)
住所: Netaji Subhash Marg, Lal Qila, Chandni Chowk, New Delhi, Delhi, 110006 インド

インドの人気世界遺産ランキング第7位:クトゥブ・ミナール

ニューデリーの南にある「クトゥブ・ミナール」は、1993年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。見どころのひとつであるミナレット(モスクの尖塔)は、約72.5メートルもの高さがあり、インド最古のミナレットとして知られています。

またミナレットの周囲は、美しくも繊細なイスラム教の装飾彫刻が施されているため、間近でもしっかり見るのがおすすめです。また敷地内には、インド初期のイスラム建築や芸術が豊富に見られるのも見逃せないポイントです。

【基本情報】

施設名:クトゥブ・ミナール(Qutub Minar and its Monuments)
住所: Seth Sarai, Mehrauli, New Delhi, Delhi 110030

インドの人気世界遺産ランキング第6位:大チョーラ朝寺院群

南インドのタミルナードゥ州中南部にある「大チョーラ朝寺院群」は、1987年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。チョーラ朝の王によって9~13世紀頃に建造されたと言われており、インド宗教建築の原型と言っても過言ではない歴史的スポットです。

大チョーラ朝寺院群は、タンジャブールのブリハディーシュワラ寺院・ダーラースラムのブリハディーシュワラ寺院・アイラーヴァテーシュワラ寺院の3つから成り立っています。それぞれに

チョーラ朝の歴史を物語る芸術や南インドのタミル文化が残されているため、見応えのある世界遺産です。

【基本情報】

施設名: 大チョーラ朝寺院群(Great Living Chola Temples 12)
住所:Gangaikonda Cholapuram, Tamil Nadu 612901 インド

インドの人気世界遺産ランキング第5位:フマユーン廟

デリーを流れるヤムナー川のほとりにある「フマユーン廟」は、1993年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。ムガル帝国の第2代皇帝の墓廟で、インド亜大陸に建てられた最初の墓庭園として親しまれています。

フマユーン廟はペルシャ様式を取り入れており、ムガル建築の始まりとも言われています。赤砂岩と白大理石をバランスよく組み合わせた豪華絢爛な外観が特徴で、王妃から亡き王に向けて建てられたことでも有名です。

また、タージマハルを建てるきっかけとして大きな影響を与えたとも言われており、今もなお美しい墓廟です。

【基本情報】

施設名:フマユーン廟(Humayun’s Tomb)
住所: Mathura Road Opposite, Hazrat Nizamuddin Aulia Dargah, Mathura Rd, Nizamuddin, Nizamuddin East, New Delhi, Delhi 110013 インド

 
kana
フマユーン廟は私が大好きな世界遺産です!デリーでタージマハルを思わせる玉ねぎ型の建造物を見ることができます。時間がなくてアーグラまで行けない方は、ぜひ訪れてみてください!

インドの人気世界遺産ランキング第4位:アジャンターの石窟寺院群

インドのマハーラーシュトラ州北部にある「アジャンターの石窟寺院群」は、1983年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。ワゴーラー川沿いの断崖550mには大小30の石窟があり、インド最古の仏教石窟寺院として歴史に名を刻んでいます。

洞窟の中には、巨大な壁画や岩肌に彫られた彫刻など、純インド的なグプタ様式の美術作品が今もなお残っています。自然の美術館といっても過言ではない、豊富な壁画や彫刻が眠るスポットです。

【基本情報】

施設名:アジャンターの石窟寺院群(Ajanta Caves)
住所:Maharashtra 431117

インドの人気世界遺産ランキング第3位:エレファンタ石窟群

アラビア海に浮かぶエレファンタ島にある「エレファンタ石窟群」は、1987年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。6〜8世紀にかけて造られたとされており、インド3大石窟と呼ばれています。

エレファンタ石窟群には7つの寺院があり、石彫刻のシヴァ神やガネーシャ、ブラフマーといったインドを代表する神々が彫られています。島に作られた石窟群ということもあり、そのスケールの大きさに圧倒されること間違いなしのスポットです。

【基本情報】

施設名:エレファンタ石窟群(Elephanta Caves)
住所:Gharapuri,  Maharashtra 400094

インドの人気世界遺産ランキング第2位:ハンピの都市遺跡

カルナータカ州にある「ハンピの建造物群」は、1986年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。ヒンドゥー教のヴィジャヤナガル王国が築いたとされる王都の巨大な都市遺跡で、寺院や王宮、田舎村など、当時の暮らしを肌で体験できるスポットです。

ハンピの建造物群は、品川区と同じくらいの広さがあると言われており、全てを見て回るには2〜3日かかると言われています。観光時間に限りがある方は、ヴィルパークシャ寺院・ラーマチャンドラ寺院・階段池/王妃の浴場の人気スポットを巡るのがおすすめです。

【基本情報】

施設名:ハンピの都市遺跡(Group of Monuments at Hampi
住所: 8FP6+222, Hampi, Karnataka 583239 インド

インドの人気世界遺産ランキング第1位:タージマハル

オリッサ州コナーラクにある「タージマハル」は、1983年にユネスコに登録されたインドの世界遺産です。インドを代表する建物であり、一度はその目で見ておきたい建築物と言えるでしょう。

美しく広がる白い大理石の建物に華やかな庭園は、ムガル帝国の第5代皇帝が亡き妻のために建てた墓廟です。第5代皇帝は、アグラ城で最期を迎えたとされています。

そのアグラ城から亡き妻を想い、タージマハルの方向を眺めていたという純愛エピソードも隠された歴史のある建物です。

【基本情報】

施設名:タージマハル(Taj Mahal)
住所: Dharmapuri, Forest Colony, Tajganj, Agra, Uttar Pradesh 282001 インド

インドの世界遺産で歴史を体験しよう!

インドの世界遺産は、今もなお当時の歴史が体験できるスポットが数多くあります。国土が広いため、あちこちに世界遺産が点在しており、何度行ってもその魅力に魅了される方が後を絶ちません。今回ご紹介した世界遺産は、ごく一部です。他にもさまざまな魅力的な世界遺産があります。今回ご紹介したおすすめスポットを参考に、インドの歴史に触れる旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。

 
kana
インド全土には数多くの世界遺産が点在していますが、デリーにはレッドフォート、クトゥブミナール、フマユーン廟などがあり、これらは1日でまわることが可能です!