中央インドの特徴とおすすめの観光地3選を徹底解説!

「中央インドの特徴を知りたい」

「中央インドにあるおすすめの観光地はどこ?」

インドの中でも中央インドは、自然にいる動物を間近で観察できる地域です。また歴史的な遺跡も多いので、インドを観光する方に注目されている可能性があります。

とはいえ「中央インドについて全然知らない…」という方も多いのではないでしょうか。もし観光に行く場合、自然や動物の迫力を体験できる国立公園がおすすめです。

本記事では、中央インドの特徴とおすすめの観光地を紹介します。

この記事を読むことで、中央インドへの理解度が深まり、観光へのモチベーションも高まるでしょう。

「南インドの基本情報を知りたい」「おすすめの観光地を知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください。

中央インドの特徴とは

中央インドは、インドの心臓部ともいえる場所で、豊かな自然と古代の文化遺産が共存しています。広大な森林や国立公園、世界遺産に登録されている数々の歴史的な建造物があり、訪れる観光客に多様な体験を提供しています。

とくにマディヤ・プラデーシュ州は中央インドの主要なエリアを形成しており、インド亜大陸の文化的背景を深く理解できる場所となっているでしょう。

中央インドが注目されている理由は自然と歴史が広がっているから

中央インドが注目される理由は、自然の豊かさと古代遺跡が集まっているからです。野生動物が生息する広大な国立公園とインドの歴史を感じられる寺院や遺跡群が観光客を引きつけています。

たとえば、マディヤ・プラデーシュ州にあるカーナ国立公園では、野生のトラを観察できます。こうした体験ができることから、中央インドは他の地域に比べると、自然が持つ魅力を最大限に仕上げる力を持っているでしょう。

とくに自然や歴史に興味がある観光客には感じられるかもしれません。中央インドに訪れて自然と文化面でのインドも堪能してみてください。

中央インドにある州を3つ紹介

中央インドに位置する州の面積や人口をまとめましたので、ぜひご覧ください。

州名面積人口
マディヤ・プラデシュ約30万㎢約7,262万人
ウッタル・プラデシュ約24万㎢約1.9億人
ウッタラカンド約5.3万㎢約1,008万人

詳細は以下で、紹介します。

1. マディヤ・プラデシュ州

マディヤ・プラデーシュ州は、州都ボパールで、インドールやジャバルプールなどの主要都市があります。人口は約7,200万人を数え、インドで5番目に多い州となっています。

マディヤ・プラデーシュ州の大きな特徴は、豊かな自然環境と多様な文化を持っているところです。例えば、カンハ国立公園やバンダヴガル国立公園では、野生のトラをはじめ、その他の動物を観察できます。また、世界遺産に登録されているカジュラホの寺院群は、その彫刻の美しさで有名です。

古代から現代まで、さまざまな文化が混在する興味深い地域といえるでしょう。

2. ウッタル・プラデシュ州

ウッタル・プラデシュ州は、インドの州の中でも人口最大の州で、インド全体の人口の約16%を占めています。州都はラクナウで、他にもカーンプル、アグラなどの大都市があります。面積は約24万平方キロメートルで、日本の本州よりも大きいです。

ウッタル・プラデシュ州は、インドの歴史や文化において重要な役割を果たしています。世界遺産に登録されているタージマハルやアグラ城塞は、ムガル帝国の栄華を現在まで伝えています。

またヒンドゥー教の聖地であるバラナシは、ガンジス川沿いに位置し、多くの巡礼者が訪れる場所です。農業が盛んで、小麦やサトウキビの生産量が国内トップクラスといえるでしょう。

3. ウッタラカンド州

ウッタラカンド州は、ヒマラヤ山脈の麓に広がる美しい州です。2000年にウッタル・プラデシュ州から分離して誕生しました。面積は約5.3万㎢で、四国の2倍の大きさを誇っています。

ウッタラカンド州の最大の特徴は、豊かな自然環境です。ヒマラヤの雄大な山々や清流、豊かな森林が広がっており、ヒンドゥー教の聖地であるガンジス川の源流があります。

また自然を活かしたエコツーリズムも盛んで、トレッキングや野生動物観察が人気です。

近年は、IT産業の誘致にも力を入れており、新たな発展の可能性を秘めた州といえるでしょう。

中央インドで自然を感じられるおすすめ観光地3選

中央インドでとくに溢れているところが自然です。ここでは自然に関連している公園を中心に紹介します。おすすめする公園は以下の3か所です。

  1. カーナ国立公園
  2. ペンチ国立公園
  3. ジム・コルベット国立公園

観光地に最適な地域を紹介していますので、ぜひ参考にして旅行計画に組み込んでみてください。

1. カーナ国立公園

カーナ国立公園は、マディヤ・プラデーシュ州に位置する野生動物の楽園です。約940平方キロメートルの広大な敷地を誇っています。1955年には野生生物保護区として設立され、1973年に国立公園に指定されました。

豊かな生態系と多様な野生動物で知られています。とくにベンガルトラの保護区として世界的に有名です。トラ以外にも、ヒョウやインドゾウ、ガウル(インドヤギュウ)などの大型哺乳類が生息しています。200種以上の鳥類も観察でき、バードウォッチングの愛好家にも人気です。

公園には、サル・ラグーンやバンジャル川など、美しい水域が点在しています。乾季でも野生動物たちの命をつなぐ重要な役割を果たしています。

自然保護と観光の両立を目指す、インドの重要な国立公園の一つといえるでしょう。

2. ペンチ国立公園

ペンチ国立公園は、インドのマディヤ・プラデーシュ州に位置する自然の宝庫です。豊かな森林と多様な野生動物が生息するこの公園は、自然愛好家にとって魅力的な場所となっています。

公園の面積は約758平方キロメートルと広く「プロジェクト・タイガー」に指定された場所です。 

ペンチ国立公園には、トラ以外にも以下のような動物が生息しています。

  • ヒョウ
  • ニルガイ
  • インドオオカミ
  • 数百種類の鳥類

公園内には、ジープサファリや自然散策路が整備されており、訪問者は多様な方法で自然を体験できます。10月から6月までに訪れるのがおすすめです。

3. ジム・コルベット国立公園

ジム・コルベット国立公園は、インド中央部のウッタラカンド州に位置する国内最古の国立公園です。公園の名前はイギリス人ハンター兼自然保護活動家のジム・コルベットに由来しており、1936年に設立されました。

公園の総面積は約520㎢と広く、豊かな生態系があります。ヒマラヤ山脈の麓に存在し、多様な地形と気候になっており、様々な動植物の生息地となっています。

動物の中でも、ベンガルトラは世界的に有名です。トラ以外に以下のような他の動物も生息しています。

  • ゾウ
  • ヒョウ
  • クロクマ
  • 500種以上の鳥類

公園内では、ジープサファリや象乗りサファリが人気のアクティビティです。 また、自然愛好家向けのトレッキングコースも整備されており、豊かな自然を間近で体験できます。

ジム・コルベット国立公園は、インドの自然保護の象徴的存在となっています。最適な訪問時期は11月から6月までで、 この時期に訪れるのがおすすめです。

中央インドで日本で感じられない自然を体験しよう

中央インドは、豊かな自然と歴史文化遺産が共存する魅力的な地域です。とくに今回紹介した国立公園は、野生のトラやゾウといった日本では体験できないこともできるので、中央インドを訪れる際は、国立公園で自然を堪能することをおすすめします。

「中央インドを観光したいけど、どこにいけばよいかわからない…」という方はぜひこの記事を参考にしてみてください。