インドでヨガ資格を取得!聖地リシケシュでのヨガ修行体験記

ナマステ!元インド留学生のkanaです。

インドといえばヨガの聖地ですね!この記事では、ヨガの聖地リシケシュで全米ヨガアライアンスの「RYS 200」を取得した私の体験談をお届けします。

私が通ったスクールの紹介やプログラムの内容について詳しくお話ししますので、インドでのヨガ修行に興味がある方はぜひ参考にしてください!

記事の監修者

リシケシュについてはこちらの記事でも紹介しています。
インドのリシケシュのおすすめ観光スポット5選!ヨガとの関係性についても解説

そもそも「ヨガの資格」とは?

ヨガの資格は、インストラクターとして活動するために必要な専門的な知識と技術を証明するものです。ひとくちに「ヨガの資格」といっても、さまざまな種類がありますが、国際的に認知されている代表的なものには以下があります。

  • 全米ヨガアライアンス(RYS 200、RYS 300、RYS 500)
  • IYTA(International Yoga Teachers Association)

これらの資格は、特定のトレーニングプログラムを修了することで得られます。プログラムには、ポーズの指導だけでなく、解剖学、ヨガ哲学なども含まれます。

「ヨガの資格」はどこで取得できるの?

ヨガの資格は、国内外のさまざまな場所で取得することができます。ヨガの聖地インドのリシケシュやゴアなどは人気の場所です。また、リゾート地のセブやハワイも人気があります。日本国内でも、ヨガスタジオや専門スクールが資格コースを提供しており、オンラインで受講可能なプログラムも増えています。

ヨガ修行はインドがおすすめ!

私は大学生の時にインドで資格を取得しました。インドをおすすめする理由を3つ挙げます。

1.コスパ最強!

インドでのヨガ資格取得は、なんといってもコストパフォーマンスが抜群です。1カ月の宿泊と3食込みで、費用は1350USD~1650USD(約19万5千円~23万8千円、2024年9月現在)。ちなみに、私が2014年に受講した際は、レートも価格も今より低く、約10万円弱で修行ができました。この価格で本場インドのヨガを学べるのは大きな魅力です。

2.自然に癒されるロケーション最強!

インドのリシケシュは、自然に囲まれた静かな場所で、心身をリセットするには最適な環境です。1か月間、山々に囲まれたこの地で過ごすことで、心が穏やかになること間違いなし!また、リシケシュは禁酒エリアで、食事もすべて菜食。お酒を断ち、純粋な生活を送ることで、心身ともに清められる貴重な経験が得られます。

3.本場ヨガの深い学び

インドはヨガ発祥の地であり、ヨガの歴史や哲学を現地の伝統に基づき学べるのは、インドならではの体験です。日々の練習はもちろん、ヨガの根本にある精神や瞑想の深さを理解できる環境が整っています。資格取得だけでなく、ヨガの本質を深く学びたい方には、これ以上ない学びの場です。

インドでヨガ修行体験談

私がヨガ修行をしたスクール「SHIVA YOGA PEETH」

ハタヨガの講師

私は2014年にインド・リシケシュの「SHIVA YOGA PEETH」でヨガインストラクターの資格を取得しました。公式サイトから個人で申し込みをし、スムーズに手続きを進めました。現在も同校ではヨガプログラムを提供しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

インド・リシケシュのヨガインストラクター育成スクール
SHIVA YOGA PEETH

コース内容

瞑想の授業

私が取得した資格は「RYS 200」。ヨガアライアンスに認定された200時間のトレーニングプログラムで、基礎から指導技術まで網羅されています。プログラムでは、ヨガのポーズの他、解剖学やヨガ哲学、瞑想や呼吸法に関するレクチャーもあります。

費用に含まれるもの

「RYS 200」コースの費用は、1350USD~1650USD(約19万5千円~23万8千円、2024年9月現在)です。費用には以下が含まれます。

  • シャワー(温水付き)つき個室
  • Wi-Fi
  • 1日3回の食事(ベジタリアンの食事)
  • 1日2回のチャイ
  • 浄化プロセス用の道具
  • 3冊のコースブック
  • デヘラドゥン空港からの無料送迎
  • 近隣の場所への1日観光アクティビティ
  • ルドラークシャマーラ(数珠)
  • ヨガアライアンス認定証

1日のスケジュール

呼吸法の授業

平日は、決まったスケジュールに沿ってプログラムが進行します。毎朝早起きし、朝食前の空腹の状態でヨガの練習を行うのが日課です。とても健康的で、一日の始まりに最適なリズムが整います。休日は自由時間があり、リシケシュの街を散策して、リラックスした時間を楽しむことができます。

5.30 am – 6.00 amKriyas & Mantras (Mon,Wed,Fry) 鼻の浄化&マントラ
5:30 am – 6:00 am Kriyas  ( Tue, Thur, Sat ) 鼻の浄化
6.00 am – 7.00 amPranayam & Meditation 呼吸法&瞑想
7.00 am – 7.15 am Tea チャイ休憩
7.15 am – 8.45 amAshtanga Vinyasa Flow アシュタンがヨガ
8.45 amBreakfast 朝食
9.30 am – 10.30 amPhilosophy 哲学
10.30 am – 12.00 pmStudy at Yoga hall 学習
12.00 pmLunch ランチ
1.00 pm – 3.00 pmSelf Group practice/ Align & Adj. 自由時間
3.30 pm – 4.15 pmAnatomy 解剖学
4.15 pm – 4.30 pmTea チャイ休憩
4.30 pm – 6.00 pmHatha Yoga ハタヨガ
6.30 pm – 7.30 pmDynamic & Traditional Meditation 
ダイナミック瞑想・伝統的瞑想
7.45 pmDinner 夕食
8.30-9.30 pmOptional – Yoga Movies or silence meditation
任意-ヨガ映画または静かな瞑想
引用:SHIVA YOGA PEETH

夜の任意プログラム:ヨガ関連動画

食事:3食菜食付き

費用には、朝昼晩の3食と2回のチャイが含まれています。ベジタリアンの食事は見た目こそシンプルですが、味付けがとても美味しく、毎回大満足でした。あまりに美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまうほどです。

休みの日の過ごし方①リシケシュを散策

自然豊かなリシケシュ散策は、本当に気持ちがいいです。

まちを歩くだけでも、インドらしさを感じられて面白いですよ。

焼きトウモロコシの屋台

シヴァ神の手のひらには、マントラの「OM(オーム)」がデーバナーガリー文字で書かれています。

休みの日の過ごし方②ガンジス川に入ってみる

ガンジス川といっても上流なので、バラナシよりも挑戦しやすいはず!

西洋の参加者は、豪快に川に入っていました!

休みの日の過ごし方③カフェで過ごす

かわいいアートにほっこり癒される

私は、インドのカフェチェーン店でよく自主学習をしていました。

ローカルカフェでフルーツ&スイーツを食べるのも好きでした。

休みの日の過ごし方:その他

奇抜な服を着てみる

現地の人がオレンジの服を着ていたのを見かけて、オレンジ色のシヴァ神Tシャツを着てみました。

洗濯をする
洗濯機がないので、宿で手洗い&部屋干しをしていました。

インドでヨガ修行する際の注意点

停電する

しばしば停電します。当然Wi-Fiも使えません。たまには電子機器から離れたデジタルデトックスもよいでしょう。

洪水する

ガンジス川が増水し、水位が上昇します。

道路も川のようになります。

雨よけしている人もいれば、していない人もいます。

サルも登場する修行場

ヨガの修行場にはたまにサルが来ていました。しかし、講師も生徒もあまり気にしません。

サルはまちじゅうで見かけます。

授業は英語、ヨガ用語はサンスクリット語

最終試験の解答用紙

授業や最終試験はすべて英語で行われます。インド特有のアクセントに慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。また、ヨガのポーズの名称はサンスクリット語で習うため、日本語や英語でポーズ名を覚えている方は、新しく覚える必要があります。

 
kana
欧州、アジアなど英語が母国語でない参加者も多数です。コミュニケーションをとろうとする姿勢があればばっちりです!

ちなみに最終試験の様子。机や椅子がないので、寝そべったりあぐらをかいたりして試験に臨みます。私は寝そべって試験に臨みましたが、これが最初で最後になることでしょう。

おわりに

インドでのヨガ修行では、ヨガそのものに加え、早寝早起きの規則正しい生活、菜食中心の食事、そして禁酒や停電によるデジタルデトックスを通して、心身ともに穏やかに過ごすことができました。まさに特別な体験となるはずです。興味がある方は、ぜひ検討してみてくださいね。

インド・リシケシュのヨガインストラクター育成スクール
SHIVA YOGA PEETH