ナマステ!元インド留学生のkanaです。
インド料理と言えば、多くの人がカレーとナンを思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、インドは広大な国であり、地域ごとに独自の料理文化が発展しています。特に北インド料理と南インド料理は、調理方法や使用する食材、味わいに大きな違いがあります。
日本でも南インド料理の人気が高まっており、東京や大阪などの大都市には本格的な南インド料理を提供するレストランが増えています。この記事では、代表的な南インド料理をご紹介します。
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北インド料理と南インド料理の違い
北インド料理の特徴
北インド料理は、クリーミーでリッチなカレーが特徴です。トマトやクリーム、カシューナッツなどが使われ、辛さよりもコクや甘さが強調されます。また、ナンやチャパティなどの小麦粉を使ったパンが主食としてよく食べられます。
南インド料理の特徴
一方、南インド料理は、米を主食とし、ココナッツ、タマリンド、カレーリーフなどの食材が多用されます。カレーはスープのようにさらっとしており、スパイスが効いた辛さが特徴です。
上記写真のお店の詳細
シリ バラジ 水道橋店
場所:神保町駅から徒歩5分
https://sri-balaji.com/menus/suidobashi/
代表的な南インド料理を紹介
ミールス(meals)
ミールスとは、南インドの伝統的な盛り合わせ料理で、特にタミル・ナードゥ州、ケーララ州、アンドラ・プラデーシュ州、カルナータカ州で広く楽しまれます。通常、バナナの葉の上にライスを中心に、サンバル(レンズ豆のスープ)、ラッサム(酸味のあるスープ)、ポリヤル(野菜の炒め物)、カートゥク(カレー)、アチャール、パパダム(クラッカー)などが並び、最後にデザートのパヤサムが提供されます。ベジタリアンが基本ですが、地域によってはノンベジタリアンのバリエーションもあります。
上記写真のお店の詳細
南インド料理店 ボーディセナ
場所:関内駅から徒歩5分
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14076991/
ミールスの食べ方
プーリをカレーにつけて食べる
プーリを右手でちぎり、カレーにつけて食べます。インドでは左手を不浄とみなすため、右手で食べるのが一般的です。
カレーとご飯を混ぜて食べる
ご飯の上に好きなカレーを少しずつかけて、混ぜて食べます。最初は一種類のカレーを試し、次に別のカレーをかけて味の違いを楽しむのも良いでしょう。サンバル(レンズ豆のスープ)やラッサム(酸味のあるスープ)もご飯にかけて食べると美味しいです。
アチャール(漬物)と副菜
アチャールやその他の副菜も少しずつ食べてみてください。これらの副菜は、メインのカレーとご飯の味を引き立てるアクセントになります。アチャールのピリッとした酸味や、様々なスパイスが効いた副菜は、口の中をリフレッシュさせる効果があります。
ドーサ(Dosa)
ドーサは、南インドの人気朝食料理で、発酵させた米とウラッド豆の生地を薄くクレープのように焼いたものです。外はカリカリで、中はもちっとした食感が特徴です。定番の付け合わせは、ココナッツチャツネとサンバル(レンズ豆のスープ)です。ドーサには、マサラドーサ(ジャガイモのスパイス炒めが入ったもの)やペサラットゥ(緑豆のドーサ)など、さまざまなバリエーションがあります。
とても大きいですが、クレープのような薄い生地なので、重くなくいただけます。
マサラドーサの食べ方
中央部分に、スパイスで味付けされたポテトが入っています。
ドーサを右手でちぎり、スパイシーなジャガイモのフィリングをつまんで一緒に食べます。ドーサの生地はもちっとしていて、絶妙な食感がたまりません。
おわりに
南インド料理は、日本では北インド料理のナンとカレーほど馴染みがありませんが、そのおいしさは一度食べると病みつきになること間違いなしです!お気に入りのお店を見つけて、南インド料理の魅力をぜひ味わってみてください。
今回訪れた南インド料理を提供するお店
シリ バラジ 水道橋店
場所:神保町駅から徒歩5分
https://sri-balaji.com/menus/suidobashi/
南インド料理店 ボーディセナ
場所:関内駅から徒歩5分
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14076991/