インド旅行へ行く際、どのような持ち物を準備すればいいのかわからない方もいますよね。また最低限の持ち物を準備できても、旅行を最適にしてくれる便利なグッズを知りたい方もいるでしょう。
そこで今回は、インド旅行に必ず持って行くべき持ち物を紹介します。さらに旅行がもっと楽しくなる便利グッズや機内で快適に過ごせる持ち物もあわせてお届けします。インド旅行を検討中の方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
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インド旅行に必須な持ち物
まずは、インド旅行に必須な持ち物からみていきましょう。
有効期限が6ヶ月以上のパスポート
インド旅行には、「有効期限が6ヶ月以上のパスポート」が必要です。インドへの入国は、特定のビザを取得する必要がないものの、有効期限が6ヶ月以上であることが条件になります。
日本のパスポートは、ビザがなくても入国日から数えて60日間の滞在が可能です。長期間滞在する場合は、余裕をもって出国日から6ヶ月以上の有効期限があるパスポートを用意しましょう。
現金(インドルピー)
インドでは、クレジットカードが使用できないお店も多くあります。とくに街中の市場や首都から離れた地域は、クレジットカードの使用が難しいケースが考えられます。
国内やインドの空港で「現金(インドルピー)」を両替をしてから、市内に向かうようにしましょう。
またインドルピーは、国外への持ち出しが禁止されています。そのため、インドルピーが余ってしまったら、必ず空港で両替を行うようにしましょう。金額によっては両替ができないケースもあるので、市内で使い切ることをおすすめします。
海外旅行保険が付いたクレジットカード
「海外旅行保険が付いたクレジットカード」も、インド旅行に必要な持ち物です。ホテルや大型のショッピングモールなどであれば、基本的にクレジットカードが使用できます。
また海外旅行保険が付いているクレジットカードなら、トラブルに巻き込まれた際に保証されるケースもあります。
しかしクレジットカード会社によっては、現地で使用しないと保証が効かない可能性があるのもポイント。入国した際の空港で飲み物などを購入するなどをしておくと、到着すぐにトラブルに巻き込まれた際でも対応してくれる場合があります。
海外旅行保険の詳細は、出国前に確認しておくようにするとよいでしょう。
インド国内で使用できるSIMカード
インド国内では、日本のSIMカードが使えないケースがほとんどです。そのため、「インド国内で有効なSIMカード」を準備しておきましょう。
空港で購入できる場合もありますが、会話が難しい場合は事前に準備しておくのがおすすめです。またSIMカードの差し替えのほかに、Wi-Fiルーターをレンタルして電波を確保することもできます。
しかしWi-Fiルーターの場合、ルーター本体の電源が切れてしまうと電波が使えなくなってしまう恐れがあるので注意が必要です。
モバイルバッテリー
インド観光中は、写真を撮ったり場所を検索したりすることで、電池の減りが早い場合があります。そのため、「モバイルバッテリー」を持参しておくのもよいでしょう。
モバイルバッテリーは、大きさや重さも種類によってさまざまです。重さが軽めで充電回数が多いバッテリーを選んでおくと、身軽に観光がしやすくなります。
インド用の変換プラグ
インドと日本では、プラグのタイプが異なります。日本のプラグタイプがAに対して、インドではB・B3・BF・Cの4つが基本です。そのため日本のアダプターを持っていっても、充電ができないケースがあるでしょう。
インド旅行に行く場合は、「インド用の変換プラグ」の準備が必要です。またインド以外の国に旅行へ行く方は、多数の国に対応できる変換プラグがおすすめ。ひとつあればさまざまな国で使用できるので、非常に便利です。
使用機器によっては変圧器も必要
インドの電圧は、220〜240Vです。日本の電圧(100V)よりも高いため、使用する機器によって「変圧器」が必要になるケースもあるでしょう。
最近では、100〜240Vまで幅広い電圧に対応している電子機器が多いです。しかし商品によっては、そのまま使用すると機械が壊れてしまう可能性もあります。
変換プラグの中には、変圧器が搭載されている商品もあるので、機械の壊れが気になる方は変圧機能が備わった変換プラグを用意するとよいでしょう。
紫外線防止グッズ
インドは、紫外線が強い国としても有名。そのため、日焼け止めや帽子、サングラスといった「紫外線防止グッズ」の準備も必要です。
とくに日焼け止めは、持ち歩きができるアイテムを選ぶとよいでしょう。汗をかくと日焼け止めが流れてしまうため、観光中もこまめに塗る必要があります。またスプレーは、飛行機に持ち込めないケースがあるので、塗るタイプを準備するのがおすすめです。
常備薬
香辛料が強いインドでは、お腹を壊してしまう可能性があります。いざという時のために「常備薬」も準備しておきましょう。以下のような常備薬の準備がおすすめです。
・下痢止め
・胃腸薬
・解熱鎮痛剤
・酔い止め
・冷却ジェルシート
またインドでは香辛料だけでなく、食材に当たってしまう可能性もあります。発熱が伴うケースもあるので、解熱鎮痛剤や冷却ジェルシートを準備しておくのもよいでしょう。
さらにインドは道が整備されていない場所も多いため、乗り物酔いをする場合も考えられます。薬は現地でも購入可能ですが、言葉が通じないと購入できないケースもあるので、日本で準備しておくのが理想です。
インド旅行に持っていくと便利な持ち物
次に、インド旅行に持っていくと便利な持ち物をみていきましょう。
トイレに流せるティッシュ
インド旅行での便利な持ち物は、「トイレに流せるティッシュ」です。インドでは、左手を使ってお尻を拭く文化があります。そのため、場所によっては、トイレにトイレットペーパーがないケースがあるでしょう。またトイレットペーパーが置いてあるようなトイレでも、紙が切れている場合もあります。
インド旅行を快適に過ごすなら、トイレに流せるティッシュを持参しましょう。しかしトイレによっては、ペーパー類が流せない場合もあります。捨てる場所がない場合は、ファスナー付きのプラスチック・バッグを持参してゴミ袋代わりに使用するのがおすすめです。
携帯用消毒液
インドは日本に比べて、衛生面が悪い場所もあります。「携帯用消毒液」を持参しておけば、食事の前なども便利です。また消毒液なら、コップや箸の除菌にも使えます。
万全の体調でインド旅行を楽しみたい方は、こまめに消毒するのがよいでしょう。またウェットティッシュを持参するのもおすすめです。
暑さ対策グッズ
日中の暑さが厳しいインドでは、紫外線対策だけでなく暑さ対策をするのもおすすめです。「暑さ対策グッズ」を用意するなら、ハンディファンや冷却パック、ネッククーラーなどを使うのがよいでしょう。
また暑さ対策は、こまめな水分補給も大切です。観光中は、水分補給もしっかり行うことをおすすめします。
晴雨兼用の折りたたみ傘
インドは、6〜10月の期間になると雨季に入ります。インドの雨季は、スコールといわれる局地的な雨が降るケースが多いです。そのため、晴雨兼用の折りたたみ傘を用意しておくのがよいでしょう。
「晴雨兼用の折りたたみ傘」であれば、日傘として使用することもできます。乾季の時期でも雨が降るケースがあるので、気候に左右されないアイテムを持っていくのがおすすめです。
携帯用エコバッグ
観光中にあると便利なのが、「携帯用エコバッグ」です。インドでは屋台やマーケットが盛んなため、観光中に買い物をする場合が多いでしょう。
携帯用のエコバッグを準備しておけば、購入したものをまとめられるので便利です。また上着を入れたり、スコール時に使った折りたたみ傘を入れたりとさまざまな使い方ができます。
ストールや上着
気温が高いインドでは、室内が寒い場合があります。「ストールや上着」を用意しておくと、エアコンの冷房から身を守りやすくなります。
とくにレストランやホテルは、エアコンがしっかり効いている可能性が高いです。またストールを頭に巻くと、帽子代わりとして使えるので熱中症対策にも便利です。
日本のインスタント食品
インドに限らず、海外旅行に行くと日本食が恋しくなる場合があるかもしれません。味噌汁やカップラーメンなどの「インスタント食品」を用意しておくと、滞在中に日本食が食べたくなった際にも便利です。
ただしインドでは、肉製品や魚肉製品全般の持ち込みが禁止されています。インスタント食品に含まれる肉エキスや魚エキスもこれらに該当します。
そのため、準備する際に肉や魚が入っていないものを選ぶのがおすすめです。
ファスナー付きのプラスチック・バッグ
汚れたものや液体ものを持ち帰る際に便利なのが、「ファスナー付きのプラスチック・バッグ」です。ファスナーが付いたプラスチックバッグであれば、水漏れがしにくいので便利です。
また洗剤を持っていっておくと、プラスチック・バッグを使って下着やTシャツなどの洗濯ができます。荷物を最小限に留めたい場合は、プラスチック・バッグをうまく活用するのもおすすめです。
南京錠
スーツケースに鍵が付いていない場合は、「南京錠」を準備しておくのがおすすめです。インドを含む海外では、ホテルの客室内でも貴重品の管理が自己責任になります。
そのため、万が一ホテルのスタッフが不在中に客室内に入った際にものが盗まれてしまっても、補償されないケースがあるでしょう。
観光中にホテルから外出する際は、スーツケースに南京錠をかけておくのがおすすめです。また、パソコンやカメラなどの機械類も狙われるケースもあります。外出前にスーツケースに入れて鍵をかけておくようにしましょう。
インド旅行が快適になる機内で便利な持ち物
インドに旅行へ行くなら、飛行機の中で使えるアイテムを準備しておくのもおすすめです。最後に、インド旅行が快適になる機内で便利な持ち物をみていきましょう。
ネックピロー
日本(成田)からインド(デリー)までのフライト時間は、約9時間半です。フライト中に適度な睡眠を取るなら、「ネックピロー」を準備しておきましょう。頭が支えられるので、寝心地がよくなります。
またネックピローは、商品によって硬さや頭や首の固定のしやすさが異なります。実際に使用感を試したり口コミをチェックしたりしてから購入するのがおすすめです。
フットレスト
地面よりも高い位置に脚を置くことができる「フットレスト」も、フライト中におすすめの快適グッズです。フットレストは飛行機にも付いているケースがありますが、地面に近すぎて思うように足が休まらないケースもあるでしょう。
フットレストを準備しておくと、脚を伸ばせるだけでなく、脚を曲げて姿勢を変えることもできます。しかしフットレストは、航空会社や席によって禁止されているケースもあります。
使用を検討する場合は、事前に航空会社の規定をチェックしておきましょう。
着圧ソックス
フライト中は基本的に座っている時間が多いため、下半身への血流が滞りやすくなります。「着圧ソックス」は、血流の滞りによって起きやすいむくみを改善してくれるグッズです。
フライト中のむくみが気になる方は、着圧ソックスを準備するのがおすすめです。また冷えも防止してくれるので、フライト中の寒さが気になる方も取り入れてみるとよいでしょう。
アイマスク
フライト中に快適な睡眠を求めるなら、「アイマスク」も便利です。フライト中は、フライト状況や時間に合わせて明かりが点灯します。そのため、睡眠時間がコントロールしにくい傾向にあります。
アイマスクは、眩しさで目を覚ましたり早めに寝たかったりする際にも便利なグッズです。またマッサージ付きの商品もあるので、欲しい機能に合わせて選ぶのもよいでしょう。
マスク
機内は、地上に比べて湿度が低い傾向にあります。そのため、乾燥が気になる方もいるでしょう。「マスク」は、喉や鼻、唇といった乾燥しやすい部分をカバーすることができます。
保湿作用のある商品やスキンケアマスクなどもあるので、アイマスク同様に機能性を考慮して選ぶのもおすすめです。
スリッパ
機内では、よりリラックスしやすい環境を作るために「スリッパ」を用意するのもよいでしょう。スリッパを準備しておくと、トイレの際に便利だったりくつろぎやすかったりします。
またインドのホテルによっては、スリッパが用意されていない場合もあるかもしれません。ホテルでも使用できるスリッパであれば、ホテルの滞在中にも役立ちます。
準備はOK?持ち物をチェックしていざインド旅行へ
インド旅行を充実させるには、必需品や便利グッズを準備することが大切です。また旅行は、準備をするところから楽しむと思い出に残る旅につながりやすいかもしれません。
今回ご紹介した持ち物の数々は、インド旅行を快適にするグッズばかりです。これからインドに行く予定の方は、ぜひこちらを参考に旅行の準備をしてみてくださいね。