インドのシムラーでおすすめ観光スポット5選!特徴についても解説!

「インドのシムラーってどんなところ?」
「どうやって行くの?」
「おすすめ観光スポットは?」

シムラーは、ヒマラヤのふもとにある街で、山から見た景観は素晴らしいの一言で、観光客にもおすすめです。とはいえ、観光旅行で訪れるとしても「シムラーについてあまり知らない…」という方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、

  • シムラーの特徴と行き方
  • ここは訪れたい世界遺産
  • シムラーのおすすめ観光スポット

について解説します。

シムラーに訪れる前に、ぜひ参考にしてみてください。

シムラーの特徴とは

ここでは、シムラーの特徴について以下の内容で紹介します。

  • シムラーの基本情報
  • シムラーの行き方と都市内の交通手段
  • シムラーの治安は良い

それぞれ順番に解説します。

シムラーの基本情報

位置ヒマーチャル・プラデーシュ州(インド北部)
人口約3万人
公用語チベット語、ラダック語、ヒンディー語
面積約45㎢

シムラーはインド北部にあるヒマーチャル・プラデーシュ州の州都です。

標高2,000mにある街で山の上にあるので、観光の際は高山病になるおそれがあるので、無理せずにこまめに休憩して観光を楽しみましょう。

シムラーはヒマラヤ山脈のふもとにあり、インドでも有数の避暑地です。実際に2024年7月時点では、インドの首都デリーは平均31℃に対して、シムラーは平均20℃と10℃も異なります。

またイギリス植民地時代ではシムラーは夏の間だけ首都でした。その名残として、街の中心部はヨーロッパ風の建物が多くあり、映画館のセットに近い街並みと感じられます。現在は誰でも入れますが、イギリス植民地時代は「モール」と呼ばれており、インドの人々は入れなかったと言われています。

参照1:お天気ナビゲータ|シムラー(インド)の6時間天気・10日間天気

参照2:お天気ナビゲータ|デリー(インド)の6時間天気・10日間天気

シムラーの行き方と都市内の交通手段

日本からの直行便は出ておらず、シムラー市内に向かう方法は以下の2つです。

  1. 飛行機でデリーを経由してシムラー空港(約70分)
    →タクシーでシムラー市内(約50分) 
  2. デリー空港から飛行機でチャンディーガル空港(約60分)
    →バスでシムラー市内(約4時間)

シムラー市内での交通手段はインドでよく見るリキシャが走っていません。しかし、中心地は小さいので、徒歩でも観光できます。中心地から遠い観光地にいく場合は、泊まる宿で車を手配してもらう必要があるので注意しましょう。

シムラーの治安は良い

外務省によると、シムラーにあるヒマーチャル・プラデーシュ州は、レベル1と発表しています。

レベル1から4まであるので、最も低いですが、インド全域でスリや置き引きが多いので、油断しないように十分に注意しましょう。シムラーの夜は中心地以外は街灯がないので夜に出歩かないのがおすすめです。

参照:インドの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

シムラーの観光に必要な日数は1〜2日

シムラーは小さな街なので、必要な日数は1〜2日で観光スポットをまわれます。しかし、主要な観光スポットのみを慌ただしく訪れなければなりません。せっかくの旅行でもあるので、これまでの疲れやストレスをすっきりさせたいですよね。

シムラーをより堪能したいのであれば、3〜4日、長くて5〜6日といったような余裕をもって滞在するのがおすすめです。

またシムラー観光のベストシーズンは3〜5月で、気候が穏やかで山の景色もよく見えます。

6〜9月は雨季の影響で、山の景色が霧で見えにくく、観光には適していない時期で、10〜2月は冬季で、雪で覆われたヒマラヤ山脈の絶景が楽しめますが、非常に寒く、厚手の防寒具が必要となります。

【観光必須!】動く世界遺産で有名なカルカ・シムラ鉄道

カルカ・シムラ鉄道は、動く世界遺産として非常に有名で、観光客のほとんどはこの鉄道を見に行くともいわれています。そのため、シムラーで観光するなら必ず訪れるべきスポットといえるでしょう。

カルカ・シムラ鉄道は、インド北部を走る山岳鉄道で、カルカという町から有名なシムラまで走っています。1903年に開通し、イギリス統治時代に建設されました。

山岳地帯を走るため、狭い線路と多数のトンネルや橋を通ります。それに伴い、列車はゆっくりと進むので、美しい景色を楽しめるでしょう。

おすすめの観光スポット4選

インドのシムラーでおすすめの観光スポットは以下の4つです。

  1. ゲイエティ シアター
  2. クライスト教会
  3. 陸軍遺産博物館
  4. バイスリーガル ロッジ

それぞれ順番に解説します。

1. ゲイエティ シアター

ゲイエティ シアターは、インドのシムラにある歴史的な劇場です。1887年にイギリス統治時代に建設され、当時はイギリス人のための娯楽施設として利用されていました。

建築様式はビクトリア朝様式で、木造を主体としており、美しく装飾されています。シアターには、舞台や観客席、バルコニーなどがあり、地元のインド人はもちろん、観光客も利用できます。

現在は演劇やコンサート、イベントなどの開催地として使われるシムラーの文化的な施設の1つとなっています。

ゲイエティ シアターは、シムラーの植民地時代の歴史的な部分と、文化的な部分の両方が楽しめる建造物です。

2. クライスト教会

インドのクライスト教会は、ザ・リッジという広場の先にある教会で、イギリスの植民地時代の1857年に設立されました。

広場にはおしゃれなレストランやイベント会場があり、多くの人で賑わっています。もちろん、教会にも多くの人が観光しに訪れており、白い尖塔とともに美しい教会を背景に写真を撮っています。

教会の入退場は自由なので、料金は発生しません。しかし教会内は基本的には撮影禁止なので、しっかりと目に焼き付けましょう。

また教会の近くには、映画館があり、インド映画を鑑賞できます。シムラーの観光に時間があれば、現地でインドの映画を見るのも、よい思い出になるかもしれませんね。

3. 陸軍遺産博物館

シムラーの陸軍遺産博物館は、インド陸軍の豊かな歴史と遺産を保存し展示している建造物です。

植民地時代から現代に至るまでの軍服や武器、勲章などが展示品として展示されています。

また、シムラーは、インド各地で起こった重要な戦いの説明や、各地で活躍した将軍の肖像画も紹介されているので、まるで当時にその場にいたような感覚になります。

これらを通じて、インド陸軍の発展と、独立戦争や世界大戦などの重要な歴史を学ぶのに最適な時間となるでしょう。

陸軍遺産博物館は、インドの軍事史に興味のある人々だけでなく、一般の観光客にも人気があります。博物館内は写真撮影できるので、少しでも興味を持った内容や展示物はどんどんカメラに収めていきましょう。

4 .バイスリーガル ロッジ

バイスリーガル ロッジは、イギリス統治時代の1888年に建てられ、当時のインド総督であったダファリン卿が夏の避暑地として使用していた住居です。

建物は美しい英国式のチューダー様式で設計され、木造の外観と高級感溢れる内装となっています。

館内を見学するには、毎日行われているガイドツアーに参加必須です。時間が合わない場合は、庭園と建物の外観のみの鑑賞になりますが、シムラー観光には外せない観光スポットでもあるので、なるべく足を運んでみるのをおすすめします。

見学ツアーの開催時間については、不透明な部分が多いので、滞在しているホテル先に聞いたり、運転手にも尋ねて日程を明確にしましょう。

インドのシムラーで観光を楽しもう

シムラーは景色がよく、観光客を魅了するおすすめの観光スポットも多く存在しています。また小さな街なので、旅行しやすく、治安も悪くないので、非常に過ごしやすいといわれています。しかし、標高が高いので、高山病にならないように注意しましょう。

「シムラーに観光したい」「観光する予定を立てたい」という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。