「インドのリシケシュってどんな地域?」
「リシケシュの行き方は?」
「リシケシュのおすすめの観光スポットは?」
みなさんは、ヨガをしたことはありませんか。ヨガは部屋のなかでできる最高のストレッチ方法です。実はここで紹介するリシケシュはヨガの聖地なのです。とはいえ「リシケシュについて知らない…」という方も多いでしょう。
そこで本記事では、以下の内容を解説します。
- リシケシュの特徴
- リシケシュとヨガについて
- おすすめ観光スポット
この記事を読むことで、リシケシュについて深く理解し、観光旅行の手助けになるでしょう。
「リシケシュを知りたい」「観光旅行前にどこいくか決めたい」という方はぜひ参考にしてみてください!
記事の監修者
インドのリシケシュの特徴
ここではインドのリシケシュの特徴について以下のとおりです。
- 基本情報
- 治安
- 行き方
順番に解説します。
1. リシケシュの基本情報
まずはリシケシュの基本情報について、表を使って解説します。
位置 | ウッタラーカンド州(インド北部) |
人口 | 約10万人 |
公用語 | 不明 |
面積 | 44k㎡ |
リシケシュは、インドの首都デリーから北に240km離れたところに位置しています。ガンジス川の源流近くにありますが、そうとは思えない光景が広がっています。なぜなら山から流れてきた川が平地に入る部分にあるので、川幅は広く、遠浅のビーチに見えるからです。
道場やアシュラムなど宗教施設も多いことから、ヒマラヤのふもとにあるヒンドゥー教の聖地といわれています。
鉄道やバスの往来が多いので、巡礼者だけでなく、外国人観光客も把握可能です。逆にリシュケシュにいる巡礼者はサフラン色の衣を着けているので、修行者の姿が、町や川原でよく目立ちます。
2. 治安
犯罪は少ないですが、環境が劣悪なので、全体的に見て少し悪いと考えられます。
まず治安が良い部分は、喫煙者が少ないところです。地元の方はほとんど吸っていないため、吸っている方を見かけたら、観光客の可能性があります。
またゴミを道に置いたり、馬や牛を放したりなど自由な様子です。時々馬や牛は餌がないと、ゴミを漁ることがあるので、道にはゴミが散らかっていることがあります。牛の糞も道に放置している場合もあるので、足元に注意しましょう。
最も治安が悪い部分は、車のクラクションがメイン道路で常に鳴っていることです。現地の人は慣れたのか突然クラクションが鳴っても驚かないくらいなので、日常的に発生していることがわかります。
3. 行き方
日本からリシケシュへの直行便はありません。デリー経由で行く場合は以下の順番で進めていきます。
- デリーからバスでリシケシュへ向かう(6時間)
- デリーの空港から飛行機でリシケシュへ向かう(不明)
インドの首都デリーからリシュケシュまで直行する場合は、バスで約6時間かかります。リシュケシュ駅からさらに川沿いに進んだり、ヨガ道場や外国人向けの宿泊施設を抜く、カフェなどがあります。
リシケシュはヨガの故郷
リシケシュはヨガの故郷といわれており、あらゆるところにヨガの道場があり、別名で「アシュラム」と呼ばれています。
多くの外国人がヨガを学ぶために長期間アシュラムに滞在します。
豊かな自然に囲まれ、穏やかな時間の流れる治安のよい場所で、たくさんのヨガをする女性も滞在しているので、女性の1人旅でも安心して参加できるように動いている最中です。
リシケシュでおすすめの観光スポット5選
リシケシュでおすすめの観光スポットは以下の5つです。
- トリベニ・ガット
- ビートルズアシュラム
- シュリ・トラーヤンバクシュワール寺院
- ヴァシシュタ洞窟
- ラクシュマン・ジューラー橋
それぞれ順番に解説します。
1. トリベニ・ガット
トリヴェニー・ガートはリシケシ最大のガートで、リシケシュを流れる3つの聖なる川の合流点として位置しています。
雨が降らない日以外はほぼ毎日しているイベントで、具体的には夕方の6時過ぎになると、沢山の人々が集まって、アパアルティというヒンドゥー教の儀式を行います。
その後、火をつけた松明を持った男性が合唱しながら踊ります。参加する人は一緒に歌を歌ったり、目を閉じたりして平和を願います。インドらしい神聖な体験ができるでしょう。
最後は、清浄な水が流れているインダス川に、願いをこめてお供え物を流します。とても厳かに行われている儀式なので、きっちりした気持ちで体験しましょう。
2. ビートルズアシュラム
ビートルズアシュラムは、有名ロックバンド「ビートルズ」が実際にヨガを体験したといわれているアシュラムです。
正式名称は「マハリシ・アシュラム」といいますが、ファンや記者などを合わせると200人ほどに集まっていたので、公式的に「ビートルズアシュラム」と呼ぶようになりました。
現在では営業していませんが、建物は残っているため、ビートルズ・ファンの聖地になっています。
3. ラクシュマン・ジューラー橋
ガンジス川に2本のつり橋がかかっているうちの1本で、もう一本はラーム・ジューラー橋と呼ばれています。
つり橋の近くにはおしゃれなカフェやレストランが多数あり、観光客や地元の人でにぎわっています。
ラクシュマン・ジューラー橋からの眺めは非常によいのですが、ゆっくり見る時間がとれない状況です。人間・牛・猿・バイクなどがごった返しが起こっているからです。歩きながら感じるか、お店の中でゆっくり眺めるかどちらかになるでしょう。
橋は人間やなどが一気に通るので、とても揺れます。体調が悪くなっては意味がないので、無理して渡らないようにしましょう。
4. シュリ・トラーヤンバクシュワール寺院
シュリ・トラーヤンバクシュワール寺院は、先ほど紹介したラクシュマン・ジューラー橋を渡って左側にあり、シヴァ神が祀られている寺院です。13階建ての寺院で、外の通路を回りながら上にあがることができます。
本来であれば、ヒンドゥー寺院は1人の神様しか祀られていませんが、この寺院では各階に多数の神様が祀られているので、得した気分になれます。
各神様の前の鐘を鳴らしながらお参りしていきましょう。
12~14時と19時以降は閉まっており、短い時間のみ空いています。訪問するならお祈りに訪れる人が多い朝または夕方が、雰囲気も一緒に感じられるのでおすすめです。
インドの寺院はどこも聖なる場所のため土足厳禁です。入口で靴を預けてから中に入りましょう。
5. ヴァシシュタ洞窟
ヴァンシュタ洞窟は、リシケシュの中心地から車で約1時間ほどにあるガンジス川沿いに位置します。ガタガタの山道を古い車で走るため、車酔いしない人でも酔いやすくなります。
ヴァシシュタは人の名前で、偉大な賢人でした。しかし家族を亡くし絶望の世界に彷徨い、自殺をはかろうとしました。
しかし命を捨てきれず、同じ場所で何年も瞑想を続けた場所だと伝わります。
洞窟の中は薄暗く、進めば進むほど暗くなっていきます。この洞窟から外へ出た時の清々しい気持ちは心地よいです。
リシケシュはヨガ好きにおすすめ!
リシケシュはヨガ好きにはたまらない地域で、本場のヨガを体験できたり、ヨガの歴史を知れたりするので、ヨガの深みをより理解できるでしょう。
もちろん観光スポットも日本では味わえないようなところばかりなので「リシケシュに観光旅行が決まっている」という方はぜひ本記事を参考にしてみてください!