インドのマイソールを徹底解説!住みやすさやおすすめ観光スポットも紹介

「マイソールってどのような地域?」
「マイソールの住みやすさは?」
「マイソールのおすすめの観光スポットは」

インドのマイソールは日本人からするとあまり聞き馴染みのない地域ですよね。インドを観光する際は、首都デリーやムンバイなど主要都市が思い浮かぶでしょう。しかしインド人にとってマイソールは人気のある地域で、観光スポットも多いです。

とはいえ、「マイソールに観光したい」と考えていてもマイソールの基本情報やおすすめ観光スポットがわからないと最適なプランが立てられないでしょう。

そこで本記事では、以下の内容を解説します。

  • マイソールの基本情報
  • マイソールはヨガの街
  • 住みやすさ
  • おすすめ観光スポット

また、マイソールは企業進出に向いていない地域であるため、ここでは住みやすさや観光スポットを中心に解説します。あらかじめご了承ください。

インドのマイソールの基本情報

インドのマイソールの基本情報について表を踏まえて解説します。

位置カルナータカ州(インド南部)
人口約304万人
公用語カンナダ語
面積約467㎢

マイソールはカルナータカ州に位置する都市で、州都のベンガルールから南西に約146km離れています。州の中では2番目に大きく、14世紀から20世紀にかけて繁栄したマイソール王国の首都でした。

マイソールは1956年に州として成立しましたが、それまではインドで1番裕福なマハラジャのいる地域として存在していました。

公用語はカンナダ語ですが、英語で話すことがほとんどです。

気温については、マイソールと日本の首都である東京を比較してみました。

マイソール東京
平均の最高気温暑い季節:33℃以上
寒い季節:29℃未満
暑い季節:30℃以上
寒い季節:9℃未満

東京では21℃差あるので、寒暖差は大きいのに対してマイソールは4℃差しかなく、寒暖差は低い傾向です。長袖の必要がなく、半袖1枚で暮らせるでしょう。

参照1:Weather Spark|マイソールの気候、月別の気象、平均気温(インド)

参照2:Weather Spark|東京の気候、月別の気象、平均気温(日本)

インドのマイソールはヨガの街

マイソールはヨガの街と呼ばれています。アシュタンガヨガと言われているヨガスタイルの発祥で、シュリ・K・パタビジョイス師によって生まれました。

シュリ・K・パタビジョイス師は世界中にヨガを広めた方で、アシュタンガヨガを中心にパワーヨガやヴィンヤサヨガへ派生し、現在のヨガスタイルに影響を与えています。

具体的にはポーズの順番や呼吸、視点などが正確に定められています。

アシュタンガヨガは体の動きと呼吸を連動させて流れるように動いていくダイナミックさが魅力的です。

インドのマイソールの治安

マイソールの治安は良いと言われています。外務省によると危険レベルは1で「十分に注意してください」のために、スリや置き引きに注意しましょう。

インドでは、ゴミが道に散らかっていることが多いですが、マイソールにはゴミ箱があるので、道がきれいなので、環境面でも過ごしやすいです。

参照:外務省|インド 危険・スポット・広域情報

インドのマイソールの住みやすさ

マイソールは住みやすく、活気があふれています。たとえばマイソールの朝にはで新鮮な野菜を購入可能です。色々な農家から受け取った野菜を運ぶ方や朝ごはんの野菜を買いに来た方などで盛り上がります。また牛もいるので、朝から良い刺激がもらえます。

マーケットも多く、屋台のような感覚でお店を回ることが可能です。そこでは野菜や果物などが綺麗にならべられているので、几帳面な性格が多いのかもしれません。食べ物以外にも以下のようなお店があります。

  • バングルや指輪などの装飾品
  • 色粉
  • スパイス
  • 雑貨 など

気になるお店があれば、積極的に見に行くと良いでしょう。

インドのマイソールのおすすめ観光スポット5選

インドのマイソールのおすすめ観光スポットは以下の5つです。

  1. マイソール宮殿
  2. マイソール動物園
  3. ブリンダバン・ガーデンズ
  4. セント・フィロームナズ大聖堂
  5. チャームンディーの丘|チャームンディーシュワリー寺院

順番に詳しく解説します。

マイソール宮殿

マイソール宮殿はインドで1番大きく、豪華な宮殿です。イギリス人建築家であるヘンリーアーウィンによって設計されました。建設当時は木造であったが、1897年の火事によって全焼。1912年に再建築されました。

インド・サラセン様式の代表的な建築物として、公開されており、内部は博物館となっています。マイソールにある公共機関の建物等はインド・サラセン様式のものが多い傾向です。入り口のセキュリティ体制が厳重なので、安全面は問題ないでしょう。

イタリアのタイル、イギリスのステンドグラスなど各国からの輸入品で装飾されています。特にローズウッドにある象嵌加工されたドアは、見るだけでも価値があるでしょう。

マイソール動物園

マイソール動物園はインドで最も古い動物園です。マイソール動物園は敷地面積が広く動物園25カ国以上から来た動物がいます。

たとえば、トラやヒョウ、白いサイ、ゴリラなど多くの種類が過ごしています。

とてもきれいで悪臭はなく、順路もきちんと設定してあるのでスムーズに回ることが可能です。とくにホワイトタイガーは、他のトラより美しく有名です。

マイソール動物園は地方住民にとって週末の遊び先として使われています。毎年300万人以上の客が遊びに訪れます。

マイソールの中で人気の観光スポットなので、観光におすすめです。

ブリンダバン・ガーデンズ

ブリンダバン・ガーデンズは、カルカータ州のハンピ市内から約30分ほどの場所にある庭園です。クリシュナラジャサガラダムに隣接したインド最大の庭園として1932年に完成しました。

毎年200万人が訪れるほど人気で、緑が豊かであったり、ボートを浮かべて楽しめる湖もあったりします。

ブリンダバン・ガーデンズでは、噴水を舞台にして行われる「音楽噴水」が開催されます。


音楽に合わせて水を噴出し、ライトアップされることで、とても美しい光景になります。

夜19時に始まる噴水イルミネーションに合わせるために、夕暮れと同時に訪れる人が多いです。屋台も出ているのでお祭り気分で楽しめます。

もしイルミネーションを見るなら綺麗な夜がおすすめです。

セント・フィロームナズ大聖堂

セント・フィロームナズ大聖堂は、マイソール中心部に位置する大聖堂です。マイソール宮殿から車で数分で着きます。

セント・フィロームナズ大聖堂は1963年に有名な建築家ガウディにより設計されました。これはドイツのケルン大聖堂に触発されて建てられたといわれています。

外観は、インドで最も高く尖っている石造りの教会でネオゴシック様式を導入。内部には、イエス・キリストの生涯(最後の晩餐から磔、そして復活)がステンドグラスで表現されています。

今も日曜日には最後の晩餐を意味する「ミサ」が行われるような雰囲気を感じられます。

中庭へ向かえば、洞窟や司祭の住居、ギフトショップがあるので、お土産を購入してみてはいかがでしょうか。

チャームンディーの丘|チャームンディーシュワリー寺院

チャームンディーの丘はチャームンディーシュワリー寺院の中にあります。チャームンディーとは女神の名前で知られています。

チャームンディーシュワリー寺院の中では土足・撮影禁止です。入口には絶えず50人ほどの行列が並んでいます。特に丘にある大きなゴープラムは金色に輝き、多くのインド人参拝客が訪れます。

チャームンディーの丘から見える景色はとても良く、気持ちの良い場所です。さらに神の乗り物である牛のナンディー像や丘のふもとまでは1000段に及ぶ階段で降りるなどもあります。

まとめ:インドのマイソールに1度訪れて、活気溢れる地域を感じよう

インドのマイソールは観光スポットが多く、飽きないような地域となっています。またインド人は昼夜関係なく、活気溢れた雰囲気を好んでいるので、インド人本来の活力をみて学べます。

もしインドのマイソールの観光に興味があれば、1度訪れてみてはいかがでしょうか。