「インドのムンバイってどんな地域?」
「ムンバイの治安は?」
「ムンバイ進出をおすすめする理由は?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。
インドのムンバイはインドの首都デリーに次ぐ規模の都市です。インドの経済面を支えている都市でもあるので、進出にも打ってつけといえるでしょう。
とはいえ進出におすすめする理由がわからないと、どのような目的を持って進出すれば良いか悩んでいるかもしれません。
そこで本記事では以下の内容を解説します。
- インドのムンバイの特徴
- 住みやすさ
- 治安
- おすすめの観光スポット
- 進出をおすすめする理由
ムンバイの進出に検討している方やインドのどの都市に進出すれば良いか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
インドのムンバイとは?特徴について解説
インドのムンバイの基本情報は以下のとおりです。
位置 | マハラシュトラ州(インド西部) |
人口 | 約2,365万人 |
言語 | ヒンドゥー語 |
面積 | 約603km² |
ムンバイはマハラシュトラ州に位置しています。地域名はもともとボンベイでしたが、ムンバイに変更されました。なぜなら地元州政府の決定を受けたからです。
また日本からムンバイまでの行き方は飛行機でいきます。日本からの直行便が出ており、約10時間かかります。
ムンバイの気温について東京と比べた結果、以下のとおりです。
ムンバイ | 東京 | |
---|---|---|
平均の最高気温 | 暑い季節:33℃ 寒い季節:28℃未満 | 暑い季節:30℃以上 寒い季節:9℃未満 |
東京の暑い季節と寒い季節の気温差は21℃ですが、ムンバイは5℃程度なので寒暖差が小さいです。その結果、ムンバイでは常に半袖で過ごせるでしょう。
参照1:Weather Spark|ムンバイの気候、月別の気象、平均気温(インド)
参照2:Weather Spark|東京の気候、月別の気象、平均気温(日本)
ムンバイはインド最大の経済都市
ムンバイは中央銀行や国立証券取引所、証券取引委員会、さらに各銀行の本店や各国の商工会議所などが立ち並ぶ都市です。昔から港町として栄えており、金融・商業の中心地であったため、インド最大の経済都市といわれています。一例ですが、ムンバイは大型ショッピングモールを初めて開業しています。
またムンバイのGDPは高く、金融機関の集積地、数々の商業施設が立ち並んでいるためです。具体的には国全体の5%・工業製品の25%・海運の40%・資本取引の70%がムンバイで取引されています。
インドのムンバイの住みやすさ
ムンバイはインドの他都市と比べると住みやすいです。先ほどお伝えした大型ショッピングモールの中には、日本企業の店舗が多いです。
例えばフェニックス・パラディアム・モールには、無印良品や女性向け衣料品ワコールがあり、フェニックス・マーケットシティ・モールには100円均一店のダイソーがあります。
飲食店では、日本食レストランがあります。特に有名なのが、KOFUKUです。KOFUKUとは、ムンバイにある「リンキング・ロード」で営業している日本食専門店です。店内に入ると「いらっしゃいませ」と日本語で挨拶してくれます。メニューには、寿司や鉄板焼き、カツ丼や親子丼などの丼物など日本でよく食べられる料理を提供しています。
インドのムンバイの治安は?
外務省によると、ムンバイは「治安レベル1」です。最大値は「レベル4」なので、レベル1は低いことがわかります。実際、ムンバイの治安はインドの中でもかなり良いです。ムンバイの観光スポットでは深夜まで店が空いていることが多いので、外は明るく、人も多いです。その結果、スリや置き引きがしづらい環境になっています。
若い女性がショートスカートでノースリーブという服装で10時間歩く企画がありましたが、一度もセクシャル・ハラスメントを受けていないという結果になりました。このことから、若い女性でも安心して観光できます。
インドのムンバイでおすすめ観光スポット3選
インドでおすすめの観光スポットは以下の3つです。
- インド門
- チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅
- エレファンタ石窟群
1. インド門|最も人気のある観光スポット
インド門は「ムンバイのタージ・マハル」といわれており、ムンバイの中で最も人気のある観光スポットです。玄武岩を使った建物で力強いイギリスの権威と威厳を感じさせる門です。
インド門の反対側には、チャトラパティ・シヴァージーの像が立っています。チャトラパティ・スヴァージーとは、17世紀のマラーター王国の君主の名前で「勇気と誇りの象徴」といわれています。
日が落ちるとインド門はライトアップされ、昼間とは違った風景が感じられます。食事をすませたあとに、ムンバイの街並みを散策しながら訪れるのがおすすめです。
2. チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅|世界遺産に登録されている
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅は、インドにありながら、ヨーロッパのお城に近い建設様式の駅です。1888年頃から約10年の歳月をかけて建造された歴史ある建物で、2004年にユネスコの世界遺産に登録されました。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅は観光スポットだけでなく、駅としても使われている。インド国内では乗降数が最大で、映画や小説の舞台としても使われています。中にはアカデミー賞を受賞した映画もあります。
3. エレファンタ石窟群|シヴァ神が祀られている
エレファンタ石窟群はムンバイの東部にある「エレファンタ島」にあるヒンドゥー教の石窟寺院です。石窟寺院とは、岩の壁をくり抜いて仏像を安置したり、岩の壁を削って像を作成したりしている寺院で、他にもアジャンター石窟群やエローラ石窟群があります。
エレファンタ石窟群の面積は約5,600㎡で、ヒンドゥー教の最高神の1人シヴァ神を祀られているので、石窟の奥にはシヴァ神の三面上半身像が壁に彫られています。これにより、1987年に世界遺産に登録されています。
インドのムンバイ進出をおすすめする理由
ムンバイでは、多民族文化を尊重しており、かつて積極的な外交を強化していました。その結果、インドの商業都市になりました。こうした背景からムンバイは新しいものを受け入れる体制が整っています。インド政府は国境を超えたビジネスとしてムンバイの発展を期待しています。
また国家プロジェクトである「デリー・ムンバイ間産業大動脈(DMIC)構想」も期待されています。首都デリーと商業都市ムンバイの間に貨物専用鉄道・工業団地・発電所・道路・商業施設などを整備する日印の共同プロジェクトです。雇用潜在力を7年で2倍、工業生産量を9年で3倍、輸出量を9年で4倍に拡大すると予測されています。
まとめ:インドのムンバイに進出して売上を伸ばそう
今回の記事では以下の内容を解説しました。
- ムンバイはインド最大の経済都市
- 日本にあるブランドや日本料理専門店があるので、住みやすい
- 女性が気にならないほど治安が良い
- おすすめ観光スポットはインド門、チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅、エレファンタ石窟群
- 大規模な国家プロジェクトがあるので、日本企業には進出がおすすめ
インドのムンバイは日本人にとって非常に相性が良いです。日本人が馴染んでいるブランドはムンバイに存在しており、国家プロジェクトの恩恵を受けやすく、企業の売上を伸ばせます。ムンバイ進出を検討している方は、この記事を参考にしていただければ幸いです。