インド料理といえば、まず頭に浮かぶのが「インドカレー」ですよね。インドでは、カレー以外にもさまざまな美味しいあります。
そこで本記事は、インド旅行に行く前に知っておきたい食事マナーを解説しながら、絶対に食べたい食べ物をランキングてご紹介します。さらに気になる屋台料理やお腹を壊さないためのポイントについてもあわせてお届けします。知っておくと安心な情報が満載なので、インド旅行での食事を検討中の方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
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- 1 インド旅行に行く前に知っておきたい食事マナーと注意点
- 2 インド行くなら絶対食べたい食べ物ランキングTOP10
- 2.1 インドの食べ物10位:バルフィー(Barfi)
- 2.2 インドの食べ物9位:ダール・マカーニ(Dal・Makhan)
- 2.3 インドの食べ物8位:チャパティ(Chapati)
- 2.4 インドの食べ物7位:グラブ・ジャムン(Gulab・Jamun)
- 2.5 インドの食べ物6位:マサラ・ドーサ(Masala・Dosa)
- 2.6 インドの食べ物5位:サグ・パニール(Sagh・Paneer)
- 2.7 インドの食べ物4位:ナン(naan)
- 2.8 インドの食べ物3位:ビリヤーニ(Biryani)
- 2.9 インドの食べ物2位:タンドリーチキン(Tandoori Chicken)
- 2.10 インドの食べ物1位:ムルグマカーニ(Murgh Makhani)
- 3 意外と知らないインドで人気の屋台グルメ5選
- 4 屋台でお腹を壊さないために知っておきたい4つのこと
- 5 衛生面が気になる人は屋台スタイルのレストランを選ぶのがおすすめ
- 6 インド料理を食べてお腹を壊してしまったらどうする?
- 7 まとめ
インド旅行に行く前に知っておきたい食事マナーと注意点
インドで食事をする場合、素手で食べるケースもあるでしょう。その場合、必ず右手で食べることがポイントです。左手は「不浄の手」と言われおり、排便の際にお尻を拭く手とされています。
そのため、食事の際は右手で食べることが絶対とされています。また物を渡す際や握手をする際も、右手で行うようにしましょう。左利きの方は、左手が出てしまわないように注意する必要があります。
インドでは食べ物を残すのも禁止されている?
インドは、食べ物や水が恵まれていない地域もあります。そのため、食べ残しはあまり好ましい行動とは言えません。出された料理は、ありがたく頂き、できるだけ食べ残しをしないようにしましょう。
また、食べるペースも大切とされています。早過ぎず遅過ぎず、周りのペースに合わせて食事をすることがポイントです。「郷に入っては郷に従え」というように、インドの食文化を重んじながら食事を楽しむようにしましょう。
インド行くなら絶対食べたい食べ物ランキングTOP10
インド旅行に行くなら、現地の食事を楽しみたい方が多いでしょう。ここからは、インド行くなら絶対食べたい食べ物をランキングでご紹介します。
インドの食べ物10位:バルフィー(Barfi)
「バルフィー(Barfi)」は、ミルク菓子の一種です。お祝いの際に食べるお菓子として知られており、ねっとりとしたリッチな食感が特徴的です。
コクのある甘いミルキーな味わいで、ココナッツ入りやカシューナッツ入りなどさまざまな種類があります。高級スイーツとも言われているため、お土産にもおすすめです。
インドの食べ物9位:ダール・マカーニ(Dal・Makhan)
「ダール・マカーニ(Dal・Makhan)」は伝統的な豆料理の一種で、パンジャブ地方が発祥です。ダールはひよこ豆を指し、マカーニを表すため、バター風味の豆カレーのことを言います。
こっくりとしたバターの風味とひよこ豆特有のほんのりとした甘味が感じられるタンパク質たっぷりの料理です。クリーミーで日本人の口にも合うので、香辛料が苦手な方にもおすすめです。
インドの食べ物8位:チャパティ(Chapati)
「チャパティ(Chapati)」は、アーターと言われる全粒粉を練り込んで発酵させずに焼いた薄いクレープ のような平たいパンのことです。基本的には、カレーの主食として食べることが多く、ちぎってカレーにつけて食べます。
日本のインド料理屋では、あまり出てくることが少ない食べ物なので、インドを訪れるならチャパティでカレーを食べてみると良いでしょう。
インドの食べ物7位:グラブ・ジャムン(Gulab・Jamun)
「グラブ・ジャムン(Gulab・Jamun)」は、サクッと揚げたドーナツを甘いシロップに漬け込んだインドを代表するスイーツです。噛むごとにシロップがジュワッと滲み出てくるのが特徴で、カルダモンのスパイシーな風味が鼻を抜けます。
世界一甘いと言われるスイーツなので、甘党の方は一度試してみると良いでしょう。
インドの食べ物6位:マサラ・ドーサ(Masala・Dosa)
「マサラ・ドーサ(Masala・Dosa)」は、南インドを代表するクレープ料理。発酵させた生地を鉄板の上で薄く焼いたドーサで、マサラと言われるスパイシーなマッシュポテトを巻きあげます。
サイドメニューにおすすめの食べ物で、カレー風味のポテト料理という印象です。親しみやすい味わいなので、多国籍な料理に抵抗がある方でも楽しめるインド料理です。
インドの食べ物5位:サグ・パニール(Sagh・Paneer)
「サグ・パニール(Sagh・Paneer)」は、ほうれん草とチーズを使ったインドカレーの一種です。ベジタブルなカレーで、ビタミンや鉄分が豊富な栄養価の高い料理としても知られています。
コクのあるチーズとスパイスのバランスがよく合うカレーで、辛さを抑えたお店もあります。ただし、辛さはお店によっても異なるので、事前に辛さを確認するのがポイントです。
インドの食べ物4位:ナン(naan)
「ナン(naan)」は、発酵した生地をタンドールで窯焼きしたパンです。チャパティと異なり、発酵させてから釜焼きするので、もっちりとした食感が楽しめます。
またお店によっては、チーズ入りのナンを提供している場合もあります。コクのあるクリーミーなチーズが入っているので、そのままでも食べられる美味しさです。カレーの辛さが苦手な方は、チーズ入りのナンで辛さを調整するのも良いでしょう。
インドの食べ物3位:ビリヤーニ(Biryani)
「ビリヤーニ(Biryani)」は、インドの炊き込みご飯のことです。肉や魚、野菜をお米に混ぜた香辛料を混ぜることで、スパイシーな味わいが楽しめます。
またビリヤーニは、松茸ご飯やパエリアと並ぶ「世界三大炊き込みご飯」のひとつとも言われており、細長いバスマティライスを使っているのが特徴です。インドでお米が恋しくなった時におすすめの食べ物です。
インドの食べ物2位:タンドリーチキン(Tandoori Chicken)
「タンドリーチキン(Tandoori Chicken)」は、ヨーグルトや香辛料に漬け込んだ鶏肉をじっくり焼いたインドの人気料理です。ナンと同じくタンドールで釜焼きするため、香ばしい味わいが楽しめるのも現地ならではと言えます。
カレーの風味とヨーグルトの酸味が相まって、まろやかな味わいが楽しめるのもポイント。インドカレーを食べるなら、ぜひ一緒に味わって頂きたい一品です。
インドの食べ物1位:ムルグマカーニ(Murgh Makhani)
「ムルグマカーニ(Murgh Makhani)」は、チキンバターカレーのことです。インド料理の中でも知名度が高い食べ物で、ホロホロに煮込まれた鶏肉とまろやかなカレーのバランスが絶妙な一品です。
代表的な料理ということもあり、本場インドを訪れるなら欠かせない食べ物と言えるでしょう。バターやヨーグルトが使われているので、辛さも抑えられているのが特徴です。
意外と知らないインドで人気の屋台グルメ5選
インドにせっかく行くなら、屋台グルメに挑戦したいという方もいるでしょう。次に、意外と知らないインドで人気の屋台グルメをご紹介します。
インドの屋台グルメ①チョーレー・バトゥーレ(Chole・Bhature)
「チョーレー・バトゥーレ(Chole・Bhature)」は、豆カレーに揚げパンをつけて食べる料理のことです。屋台での定番料理で、街角のいたるところで楽しめます。
菜食主義者の多いインドで親しまれる料理であり、朝食としても食べられています。揚げパンとカレーの組み合わせなので、カレーパンのような味わいが特徴の料理です。
インドの屋台グルメ②サモサ(Samosa)
「サモサ(Samosa)」は、じゃがいもや豆類などを皮で包んで揚げた屋台グルメです。レストランやフードコートなどでも食べられる料理で、おやつ感覚で食べられます。
中の具は、屋台やお店によってもそれぞれ異なり、皮がカレー風味になっているケースもあります。小腹が空いた時におすすめの屋台グルメと言えます。
インドの屋台グルメ③パニール・ティッカ(Paneer・Tikka)
「パニール・ティッカ(Paneer・Tikka)」は、カッテージチーズを固めたパニールやスパイスやヨーグルトに漬け込んだ野菜を串に刺してタンドーリ釜で焼いた料理です。
バリエーションが豊富な料理なので、こちらも屋台やお店によって楽しめるパニール・ティッカが異なります。手軽さが魅力の屋台らしい一品です。
インドの屋台グルメ④パコラ(Pakora)
「パコラ(Pakora)」は、ひよこ豆の粉とスパイスの衣をまぶしてあげたインド風天ぷらです。肉や魚、野菜、チーズなどを揚げる場合が多く、サクサクとした食感がやみつきになります。
インドでは、スナック菓子感覚で食べられる屋台グルメで、ビールのお供にもおすすめの一品です。
インドの屋台グルメ⑤パニプリ(Pani Puri)
「パニプリ(Pani Puri)」は、プーリーと言われるサクッとした小麦粉の生地の中にスパイシーなじゃがいもやひよこ豆が入った料理です。別名ゴルガッパとも呼ばれており、老若男女問わず人気のスナック料理として親しまれています。
パニプリのお店は、ガラスのショーケースにプーリーが詰まっているので一眼でわかります。一度食べるとクセになる味わいが特徴です。
屋台でお腹を壊さないために知っておきたい4つのこと
インドで屋台料理を食べる際、気になるのが衛生面でしょう。インドは、日本に比べると衛生面が整っていないのが現状です。しかし、インドは年々進化を遂げているため、インフラも整備されつつあります。
そんなインドで屋台料理を食べる際の注意点をみていきましょう。
いかがでしたか?インドには、さまざな料理があり、名前を知らない料理があったという方もいらっしゃったかもしれません。またインドで食事を楽しむ際は、いくつかの注意点もあります。特にお腹を壊す不安がある方は、事前にチェックしておくポイントもご紹介しましたので、予習しておくことがおすすめです。今回ご紹介したおすすめの食べ物や注意点を参考に、インドで美味しいグルメを食べる旅へ出かけてみてくださいね。
※:必ずしもお腹を壊さない方法ではありません。不安な方はレストランで食事をすることをおすすめします。
水や氷の入ったドリンクを飲まない
屋台料理を食べる際、水が提供されたりや氷の入ったドリンクを注文したりするケースがあるでしょう。お腹を壊す原因は、この水にある可能性が高いです。
衛生面が整っていないインドで日本人が現地の水を口にすると、お腹を壊してしまう可能性が高いとされています。特に屋台のフルーツを使ったドリンクは、魅力的に見えるでしょう。フルーツに影響がなくても、一緒に入っている氷でお腹を壊す場合があります。
屋台で食事をする際は、スーパーやコンビニで購入したミネラルウォーターを持参するのがおすすめです。
またレストランでも、氷の入ったお水を口にするのは避けましょう。屋台と同じく、お腹を壊す原因になる可能性があります。レストランでは、ミネラルウォーターを注文するのがおすすめです。
火の通った料理だけを選ぶ
インドの屋台料理を選ぶなら、火の通った料理だけをチョイスするようにしましょう。火がしっかり通っていない料理は、お腹を壊す可能性が高くなりやすいです。
また火が通っている料理の中でも水分が多い料理は、注意が必要です。氷と同じく現地の水を使っている可能性も考えられます。
揚げ物や水分が少ない料理を選ぶのが、お腹を壊しづらいポイントです。
その場で調理してもらえる料理を選ぶ
作り置きされている屋台料理も、避けることがポイントになります。特にインドの夏は、40℃を超える日もあります。作り置きをしている料理は、暑さで傷んでいるケースもあるので注意が必要です。
インドで屋台料理を選ぶ際は、揚げたてや焼き立てを提供するお店を選ぶこともポイントになります。
香辛料を抑えた料理を選ぶ
屋台に限らず、インド料理を口にする場合は、香辛料を抑えた料理を選ぶこともおすすめです。衛生面に気を遣っていても、慣れない香辛料を口にすると、お腹を壊してしまう可能性があります。
レストランやフードコートで食事をする場合も、事前に香辛料の有無を確認するようにしましょう。
衛生面が気になる人は屋台スタイルのレストランを選ぶのがおすすめ
屋台の衛生面が気になる人は、屋台スタイルのレストランを選ぶのがよいでしょう。衛生面が整っている環境で屋台スタイルの食事を楽しむことができます。
またフードコートなどでは、さまざまなインド料理が楽しめます。お店ごとに提供している料理が違うので、好きな料理をチョイスして屋台感覚で食事するのも良いでしょう。
インド料理を食べてお腹を壊してしまったらどうする?
インドでは、洗礼とも言われるように衛生面に気をつけていてもお腹を壊してしまう可能性があります。不安な方は、現地の薬局(ファーマシー)を確認しておくのもおすすめです。
インドでお腹を壊す原因は、ウイルス性であるケースが多いと言われています。そのため、日本から持参した整腸剤や胃薬では効き目が感じられない場合が多いでしょう。
現地の薬局では、下痢・腹痛に特化した薬が手に入るケースがあります。軽い下痢やすぐに医者さんに行けない場合は、現地の薬局を利用するのもひとつの手段です。
しかし下痢・腹痛の原因は、他にある可能性もあります。医者に行ける場合は、薬局を利用せずに直接医者に相談することをおすすめします。