「インドのゴアってどんなところ?」
「インドのゴアに進出したいけど、どのジャンルがおすすめ?」
このような疑問を持っていませんか。
インドのゴアは、ポルトガルの植民地にされた地域なので、ポルトガルの雰囲気が未だに残っています。とはいえ具体的な特徴を知らない方も多いでしょう。
そこで本記事では、以下の内容を解説します。
- インドのゴアの基本情報
- インドらしくない理由
- 住みやすさ
- おすすめする観光スポット
- 進出におすすめなジャンル
進出のおすすめジャンルについても説明しています。「インドのゴアに興味がある方」や「ゴア進出を検討している方」は必見の記事です。ぜひ参考にしてみてください。
インドのゴアの基本情報|インドらしくない都市
インドのゴアの基本情報について以下の表にまとめました。
位置 | インド西部の海岸沿い |
州 | ゴア州 |
人口 | 約150万人 |
言語 | コンカニ語 |
面積 | 3,702㎢ |
インドのゴアはアラビア海に面している小さな州です。天然の鉄鉱石やボーキサイトに恵まれているので、鉄鉱石の輸出や石炭の輸入の貿易港として扱われています。
ゴアの街並みはポルトガル風です。かつてポルトガルの植民地だったため、ポルトガルの建物構造や家具が多く存在しています。
ゴアは観光業が最大の産業です。30ヶ所にも及ぶビーチが海岸一面に続いており、レストランやホテルの施設がたくさんあります。ゴアではビーチで休暇を楽しむ観光客も大勢いるので、人気の観光スポットです。
インドらしくない理由は聖堂と修道院があるから
ゴアは聖堂や修道院があるので、インドらしくないと言われています。とくに「ゴアの聖堂と修道院群」は有名で、オールドゴアという地域に聖堂や修道院、遺跡が100ヶ所以上あります。具体的には以下のとおりです。
- パナジ教会
- アグアーダ城
- 聖アレックス教会
- ボム・ジェズ・バシリカ
- ヘイス・マゴス教会 など
このような地域にはインド人はもちろん、多くの観光客で賑わっています。
またインド人口の約2%がキリスト教徒であるのも大きな要因です。カトリックをはじめ、プロテスタントやオーソドックスなどの教派に分けられています。
関連記事:Bharat-Hub|インドの宗教と進出の関係について解説!気をつけるポイントについても紹介
インドのゴアの住みやすいが、夜は注意が必要
インドのゴアは住みやすい環境です。しかし夜には注意するように心がけましょう。具体的な解説は以下のとおりです。
- 市場が豊富で安心
- ビーチで遊べる|夜は注意
- 大麻や集団強盗が起こっている
ゴアで安全に暮らすため、ぜひ参考にしてみてください。
市場が豊富で安心
インドのゴアでは、市場が豊富です。インドの八百屋さんや大きな魚市場が毎日開催しています。1つ数十円と非常に安いので、経済的な買い物が可能です。
ビーチ近くにあるスーパーマーケットでは、魚や野菜だけでなく、肉や麺類、調味料が売られています。ゴア州にあるマプサという地域では、食材がより豊富にあり、スーパーマーケットよりも安く購入可能です。
ビーチで遊べる
インドのゴアではビーチで遊べます。ゴアは海岸地域なので、30ヶ所以上の遊べるビーチがあります。
「インドでビーチを楽しむ」は聞き慣れないですが、ゴアの観光スポットとして非常に人気が高いです。Tripadvisorによると、ゴアの砂浜で寝そべりながら過ごしたり、海の家でカレーやビールを飲み食べしたりして楽しむことを推奨しています。
夜は注意|大麻や集団強盗が起こっている
夜には注意が必要です。大麻を売っている人や強盗を企んでいるグループがいます。
実際にゴアのアンジュナビーチ周辺では、観光客が被害者になる「監禁詐欺強盗事案」が起きています。新型コロナウイルス感染症の規制緩和により、多くの観光客がゴアに訪れている状況です。犯罪グループは観光客に薬物所持の疑いをかけ、現金やクレジットカードを奪います。
こうした背景から在ムンバイ日本国総領事館は「監禁詐欺強盗事案」の注意喚起を呼びかけています。
夜に出かける場合は、1人ではなく複数人で行動するようにしましょう。
参照:在ムンバイ日本国総領事館|【注意喚起】ゴアにおける旅行者を狙った監禁詐欺強盗事案発生について
インドのゴアでおすすめする観光スポット3選
インドのゴアでおすすめする観光スポットは以下の3つです。
- ボム・ジェズ・バシリカ|ザビエルの遺体が安置されている
- ーパナジ教会|白く、美しいキリスト教会
- ーアゴンダビーチ|ビーチでは最もおすすめ
順番に解説します。
1. ボム・ジェズ・バシリカ|ザビエルの遺体が安置されている
インドのゴアのおすすめ観光スポットはボム・ジェズ・バシリカです。ボム・ジェズ・バシリカは赤色と茶色を基調としているため、目を引く建物になっています。
ゴアにあるポルトガル風の教会は白を基調とした教会が一般的です。しかし赤色と茶色の教会を見ることが少ないので、多くの観光客が訪れます。
ボム・ジェズ・バシリカにはフランシスコ・ザビエルの遺体が安置されているので有名です。観光客は外観や内観だけでなく、フランシスコ・ザビエルをひと目見ようと訪れています。
棺の中にいるフランシスコ・ザビエルは10年に一度しか会えません。しかし遺体とミイラ化した写真は教会でいつでも見られます。
世界的に有名な歴史上の人物なので、1度は訪れたい教会です。
2. パナジ教会|白く、美しいキリスト教会
インドのゴアでは、パナジ教会も外せない観光スポットです。パナジ教会は「ゴアの聖堂と修道院」の中でも有名で、外壁の白さが印象に残ります。とくに晴れた日の青空と白く美しい建物はとてもきれいです。
パナジ教会はいつでも白くきれいな建物が見られます。白いペンキを重ねて塗っているので、綺麗な状態が維持されています。
こうした綿密なメンテナンスが観光客に人気の理由となっているでしょう。
3. カラングートビーチ|ビーチでは最もおすすめ
インドのゴアで有名なビーチはカラングートビーチです。かつては「ヒッピーの聖地」を呼ばれており、現在はヨーロッパ人を中心に様々な国の観光客が訪れます。
ゴアの中では美しいビーチと言われています。その理由がきれいな夕日が見られるからです。おすすめしている現地のインド人も多く、夕暮れに夕日を見に行く人もいます。
ゴアの州都「パナジ」からバスでカラングートビーチへ行けるので、アクセスが良いのもおすすめです。
インドのゴアに進出する場合は、EV系がおすすめ
インドで進出する場合は、EV系がおすすめです。ゴア州の州首相であるプラモド・サワント氏はレンタカーやレンタルバイクを電動車のみを登録できるようにしました。
インドのゴアに訪れる観光客は年間で850万人です。観光客は観光タクシーやバス、レンタカーを使うので、二酸化炭素の排出量が高くなってしまいます。ゴア政府はカーボンニュートラルや大気汚染対策を実施しているため、タクシーやレンタカー、そしてレンタルバイクの保有者が持っている車両の30%をEV化するように義務けられています。
観光業は周りの環境に多くの負荷をかけているので、負担を減らさなければなりません。ゴアはEV化を推進して、政策を早めに実現しようと考えています。
日本貿易振興機構(ジェトロ)|ゴア州、レンタル車両のEV推進策を発表
まとめ:インドらしくないゴアを理解し、EV系の進出を目指そう
本記事について以下にまとめました。
- ゴアはポルトガル風の建物が多いので、インドらしくない
- 食材では困らず住みやすいが、夜に出歩くのは危険
- 教会やビーチがおすすめスポット
- 進出ではEV系がおすすめ
インドのゴアは住みやすいが、夜になると犯罪に巻き込まれる可能性があります。また一般的なインド進出ではなく、EV系に特化した企業の進出がおすすめです。進出を検討されている方はこの記事を参考にしてみてください。