インドのダージリンでおすすめの観光スポット5選!世界最高の紅茶との関係性も解説

「ダージリンってどんな地域?」

「ダージリンって何が有名なの?」

「おすすめの観光スポットは?」

実はインドのダージリンは、世界でも有数な紅茶の栽培国で、世界最高といわれている「ダージリンティー」の発祥でもあります。それだけでなく、さまざまな観光スポットがあるので、観光名所としても人気を誇る地域です。とはいえ「ダージリンについて詳しく知らない…」という方も多いのではないでしょうか。

本記事では、以下の内容を解説します。

  • ダージリンの基本情報・行き方
  • 世界最高の紅茶について
  • おすすめ観光スポット

この記事を読むと、ダージリンの特徴からおすすめの観光スポットまでわかります。

「ダージリンを観光したい」「ダージリンのどこにいくか決まっていない」という方はぜひ参考にしてみてください!

インドのダージリンの特徴

ここではインドのダージリンの特徴について以下のとおりです。

  1. 基本情報
  2. 行き方
  3. 治安

順番に解説します。

1. ダージリンの基本情報

ここではダージリンの特徴について、表にまとめました。

位置西ベンガル州(インドの西部)
人口11.8万人
公用語ベンガル語
面積10.57k㎡

ダージリンはインドの西ベンガル州に位置する地域で、国内でも有数の避暑地です。ヒマラヤのカンチェンジュンガ山をバックに、イギリス植民地時代の名残がある町並みが広がっています。

ダージリンという名前はかつてあった「ドルジェ・リン」という仏教僧院の名前に由来しているといわれています。またインド人に限らず、ベンガル人、ネパール人、シッキム人、チベット人などの住人に加えて、各国からの旅行者や避暑客も多く、異国人同士がともに暮らしている地域です。

避暑地でもあるダージリンの気候は、30℃を超える日はありますが、標高が高い分湿度が低いので、デリーやムンバイなどのインド主要都市よりは比較的過ごしやすいでしょう。

しかし標高が高いがゆえにデメリットがあります。

まずは日差しが強いと感じることです。太陽に近いので、眩しく感じることも少なくありません。観光の際はサングラスを持参するのがおすすめです。

また朝や夜は冷え込むので、日中は30℃を超えて半袖で十分と感じられますが、夜になると寒くなることがよくあります。

何か上から羽織るものを持ち歩くのがおすすめです。

2. ダージリンの行き方

日本からの直行便はありませんが、インドの各空港からダージリンまでの空路はいくつかあります。

ここではインド首都デリーからの空路を紹介します。

デリー空港から国内線で約2時間で、バグドグラ空港に到着。バグドグラからダージリンまでは、車で向かいます。勾配の高い山道を車で4時間ほどで到着します。

このように空路から陸路という順番でダージリンまで向かいます。地元の人は乗り合いのジープを利用するのがほとんどだといわれています。

3. ダージリンの治安

デリーやアグラのようなインド首都圏よりかは治安は良いといえます。とはいえ、都会ではないため、夜の早い時間に町の明かりが消えるおそれがあります。夜間の外出は控えて。朝以降に動き始めるのがおすすめです。

数年前にデモやストライキが多発していましたが、現在は落ち着いています。しかしデモ活動の集会は存在している可能性がありますので。近づかないように気をつけましょう。

ダージリンは世界最高の紅茶の生産している

ダージリンは世界最高の紅茶「ダージリンティー」の生産量を誇っています。

そもそもダージリンティーとは、「紅茶のシャンパン」と呼ばれているほどの高級な紅茶であり、味は薄いですが、他の紅茶よりも格別な香りを放っているため、世界三大紅茶の1つとして位置付けられています。

このことからインド政府紅茶局が設立され「ダージリン産である」と名乗れるのは、紅茶局が認定した茶園のみです。現在は89茶園の紅茶のみで、今回紹介しているダージリンでさえも、1%程度しか満たない貴重品なのです。

なぜ世界最高と呼ばれているのかというと、ダージリンの環境が大きいとされています。ダージリンの茶園は、標高600〜2,500mの山の斜面に位置しているため、1日を通して寒暖差が大きい傾向です。よって一日に何回も霧が発生することで、ダージリン特有の自然環環境が完成。世界最高にふさわしい香りや味わいを生み出しています。

ダージリンでおすすめの観光スポット4選

  1. トイ・トレイン
  2. ヒマラヤ動物園
  3. タイガー・ヒル
  4. 紅茶園

1. トイ・トレイン

トイ・トレインは「おもちゃの鉄道」で親しまれているダージリン・ヒマラヤ鉄道です。アジア最古の登山鉄道で、1999年に世界遺産に登録。現在はニュー・ジャルパイグリから時速10kmほどで走行し、約8時間かけてダージリンまで向かいます。

観光用の蒸気機関車に乗ることができる「JOYRIDE」はダージリンからグーム間を折り返し運転します。約1時間の乗車機関を楽しむことができ、窓から見える人々の生活の様子を確認できます。

「バタシア・ループ」と呼ばれるところで約10分停車します。内側には色とりどりの花壇があり、列車から降りて写真撮影も可能です。

非常に人気が高く、当日の切符入手も難易度が高いので、事前に予約しておきましょう。

2. ヒマラヤ動物園/ヒマラヤ登山学校

ヒマラヤ動物園は、ヒマラヤの動物を研究したり保護したりする施設で、1958年にスタートしました。日本ではなかなか見れない、またはここでしか見れない動物が多く飼育されています。代表的な動物は以下のとおりです。

  • シベリアン・タイガー(ヒマラヤ動物園でしか見れない)
  • ユキヒョウ
  • レッサーパンダ
  • チベットオオカミ
  • ヒマラヤン
  • ブラックベア など

ヒマラヤ登山学校は、初代校長であり、エベレストを登頂したテンジン・ノルゲイによって設立されました。インドの登山家や軍隊、国境警備隊を訓練するための学校ですが、近くにある登山博物館には、登山用具やヒマラヤ山脈の動植物の標本など、山に関連した歴史や情報が詰まっています。

動物好き、登山好きにとくにおすすめする動物園です。

3. タイガー・ヒル

タイガー・ヒルはダージリンから南へ約11km離れている山です。標高2,590mあるヒマラヤ展望台で、カンチェンジュンガを含むヒマラヤ山脈を一望できます。壮大な景色を楽しみたい人にとっておすすめです。

天気が良くかつ運がよければ、エベレストも見れる可能性もあります。また朝早くから待機しておくと、朝焼けに染まっていき、色を変化させていくヒマラヤ山脈はまさにパノラマで、一度目に入ったら感動を忘れられない素晴らしい思い出になるしょう。

とはいえ、日の出前には到着できないと、幻想的な風景は見れないので。早起きして見に行きましょう。

タイガー・ヒルに入場するには、料金が発生します。部屋はランクがいくつかありますが、ソファーでくつろぎながら見れる最上階の部屋は格別です。

4. 紅茶園

紅茶園はなだらかな丘陵地帯に位置しており、世界的に有名な紅茶「ダージリンティー」の葉を栽培できます。ダージリンにはネパール系の人々が住んでいますが、19世紀ごろにイギリスが紅茶栽培を始めて、安価な労働者を多く必要としたため、ネパールからたくさんの人々を移住させたからです。現在もダージリンにいる人口の過半数は紅茶関係の仕事に従事しています。

ダージリンでしか味わえない世界に飛び込もう

ダージリンでは、トイ・トレインのような独特の世界観から幻想的な絶景を堪能できます。さらに時期によっては、ダージリンの栽培体験や製造工程を見学できるので、おすすめです。「ダージリンの観光スポットを知って計画に組み込みたい」という方はぜひ「計画がまだ決まっていない」という方はぜひこの記事を活用してみてください!