「インドのブッタガヤはどのような地域?」
「ブッタガヤと仏教の関係性は?」
「ブッダガヤのおすすめ観光スポットとは?」
このような疑問をお持ちではないですか。
インドのブッダガヤは仏教の発祥地であり、密接な関係を築いています。とはいえ仏教とブッダガヤの具体的な関係性についてご存知ではない方が多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では以下の内容を解説します。
- インドのブッダガヤの基本情報
- ブッダガヤと仏教の関係性
- 住みやすさ
- おすすめの観光スポット
また、ブッダガヤは企業進出に向いていない地域であるため、ここでは住みやすさや観光スポットを中心に解説します。あらかじめご了承ください。
インドのブッタガヤとは?わかりやすく解説
インドのブッダガヤについて、以下の表にまとめました。
位置 | ビハール州(インドの北東部) |
人口 | 約4.8万人(2018年) |
言語 | ヒンドゥー語 |
面積 | 約20km² |
ブッダガヤはインドの北東部にあるビハール州に位置しており、仏教八大聖地の1つに選ばれています。仏教八大聖地とは、仏教における重要な8つの聖地のことです。ブッダガヤでは、仏教に関連する遺跡が世界遺産に登録されています。
日本からブッダガヤまでは飛行機で向かいますが、日本からの直行便がありません。ブッダガヤまでの行き方は、インド直行便(約1時間30分)の「航空機エアインディア」で日本から首都デリーまで行き、国内線でブッダガヤまで向かいます。
気温についても日本と大きく異なります。ここでは東京と比較してみました。
ブッダガヤ | 東京 | |
---|---|---|
平均の最高気温 | 暑い季節:36℃ 寒い季節:26℃未満 | 暑い季節:30℃以上 寒い季節:9℃未満 |
東京の暑い季節と寒い季節では、約21℃差があるので大きな寒暖差があります。一方で、ブッダガヤは10℃程度なので、大きな寒暖差はありません。観光の際は厚着をせず、通気性の良い服装がおすすめです。
参照1:Weather Spark|ブッダガヤ の気候、月別の気象、平均気温(インド)
参照2:Weather Spark|東京の気候、月別の気象、平均気温(日本)
インドのブッダガヤは仏教の聖地|世界中の仏教徒が集まる
仏教発祥の国であるインドですが、ブッダガヤが最も重要な聖地となっています。なぜならマハーボディー寺院があるからです。
マハーボディ寺院はブッタが悟りを開いた場所として使われており、多くの仏教徒が集まります。仏教徒はあらゆるところで念仏を唱えたり、瞑想していたりしています。
またマハーボディ寺院の中にあるブッタ像は神聖であるため、仏教徒はブッタ像の前で静かに念仏を唱えています。
仏教徒だけでなく観光客も訪れるので、常に人で溢れかえっているので、マハーボディー寺院は、非常に人気で神聖な場所であるといえます。
インドのブッダガヤの住みやすさは?
インドのブッダガヤは少し住みにくいです。ブッダガヤは田舎で大型ショッピングモールなどはなく、食材や日用品を集めるには少し苦労するかもしれません。
治安に関しては、外務省の調査によると「レベル1」と記されています。最大レベルが4まであるので最も低い数値ですが、スリに遭う観光客が多いので注意しましょう。
ブッダガヤの治安はレベル1にもかかわらず、実際はよくないという声もあります。例えば、仏教と言いながら違う宗教を勧める方がいます。女性に対する性暴力が発生しています。最近では日本人を含む外国人女性を狙った事件が多いと言われているため、女性1人で出歩かないようにしましょう。
インドのブッタガヤでおすすめの観光スポット5選
ブッダガヤは住みにくいとお伝えしましたが、観光スポットはとても魅力的です。仏教の聖地であるので、仏教の始まりを知ったり、さまざまな仏像を鑑賞したりできます。ここではとくにおすすめする観光スポットについて以下5つを紹介します。
- マハーボディー寺院
- 菩提樹
- インド大仏像
- タイ僧院
- ブータン寺
観光スポットを決めるための参考にしていただければ幸いです。
マハーボディー寺院
マハーボディー寺院は、紀元前3世紀にアショーカ王によって建てられた寺院です。2002年に世界遺産に登録されており、仏教八大聖地の中でもとくに重要な寺院なので、世界中の仏教徒が修行・巡礼しに訪れます。
「大菩提寺」とも言われており、「先祖代々の位牌を納めている寺」という意味が込められています。シンボルでもある52mの塔は、夜になるとライトアップされて非常に美しいです。
寺院内には世界各国から訪れた巡礼者で混雑していますが、整列しながら歩くようにして道を譲り合う場面が見られます。これはインドでもなかなか見ない光景なので、少し新鮮に感じられるでしょう。
マハーボディー寺院の中に入ると、黄金の仏像が置かれており、その前には若い僧がいます。若い僧は参拝客が差し出した持ち物を黄金の仏像の金色の衣に擦り付けてくれます。
菩提樹
菩提樹は仏教の開祖ブッダが、悟りを得たときに座っていた木です。マハーボディー寺院に存在しており、インパクトのある大木です。
かつて5世紀頃のインドでは、菩提樹は仏教の弾圧によって切られてしまいました。しかしより強く育つために残っていた挿し木は成長し続けました。結果的に今の菩提樹に戻っています。
仏教の始まりから現在までマハーボディー寺院を守っている菩提樹は、多くの巡礼者から人気です。
インド大仏像
インド大仏像は、ブッタガヤの中心にあるマハーボディー寺院と印度日本寺にある巨大な大仏です。インド最大である25mの大仏で、1989年11月18日に作られました。
世界遺産のマハーボディー寺院に次ぐ仏教のシンボルとして世界各地の巡礼者が参拝しに訪れます。
参拝時間は7時から12時と12時から18時です。マハーボディー寺院と一緒に参拝するのがおすすめなので、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。
タイ僧院
タイ僧院は世界各国の寺院が集まるエリアにあり、タイ仏教を中心としています。タイ仏教とは、世の中にある当たり前の生活を捨てて、黄色の三衣を着ながら僧院生活を送る仏教です。
タイ僧院は独特な屋根の形をしており、先端が尖った形は美しいです。色彩も金や赤など艶やかな色になっています。
ブータン寺
ブータン寺とは、ブータンをイメージしており、非常に高級感のある寺院です。白と赤の色彩をベースに細部までこだわった金色の装飾品が高級感を醸し出していることがわかります。観光客にはブッダガヤの寺院の中で最も美しいといわれています。
ブータン寺は外部だけでなく、天井や壁画などの内部の色遣いも見どころです。内部には2mほどある仏像が3体設置されており、それぞれ違った表情で待ち構えています。3体の仏像の色遣いも非常に派手ですので、ぜひ確認してみてください。
インドのブッダガヤでは、ツアーがおすすめ
仏教の中でもかなり重要な寺院があるブッダガヤ。現地でしか感じられない雰囲気を味わうために一度は訪れたいですよね。そこでおすすめするのがツアーです。
ツアーでは、ブッダガヤ以外の地域も観光できるのが魅力的です。一例ですが、インドの首都デリーやベナレスなども観光できます。7日間のツアーで約30万円から参加可能です。
ツアーの中でも、1人旅行専用プランがあります。1人が不安な場合でも、空港の搭乗員、もしくは現地ガイドでサポートしますので、安心してツアーを楽しめます。1人で海外旅行に慣れていない場合でもおすすめです。
参照:クラブツーリズム|<おひとり参加限定の旅>『エアインディア利用(成田~デリー間)聖地ブッダガヤとベナレス 自分探しのインドひとり旅 7日間』
まとめ:インドのブッダガヤで至高の仏教を肌で感じよう
今回の記事では、以下のようにまとめました。
- ブッダガヤは仏教八聖地の中でも最も重要な地域
- 近くにショッピングモールのような店舗がないので住みにくい
- おすすめ観光スポットに訪れる場合、ツアー旅行がおすすめ
インドのブッダガヤは仏教と密接な関係を持っており、ここでしか味わえない仏教の雰囲気や背景があります。ブッダガヤに訪れる場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。