インドのアーメダバード進出のメリットは?基本情報や観光スポットも解説

「アーメダバードってどのような地域?」
「アーメダバードのおすすめ観光スポットは?」
「アーメダバード進出のメリットは?」

インドのアーメダバードは「アフマダーバード」とも呼ばれている地域で、モディ首相によって経済発展しました。約10年前に発展したのにもかかわらず、今もなお発展し続けています。

勢いのあるアーメダバードに進出したいが、どのようなメリットがあるのかわからない方が多いでしょう。

そこで本記事では以下の内容を解説します。

  • アーメダバードの基本情報
  • 治安
  • おすすめ観光スポット
  • 進出するメリット

インドのアーメダバード進出に興味を持っている方はぜひ参考にしてみてください。

インドのアーメダバードの基本情報

インドのアーメダバードについては以下の表にまとめています。

位置グジャラート州(インド西部)
人口約772万人
公用語ヒンドゥー語
面積約505㎢

インドのアーメダバードはグジャラート州に位置する主要都市です。1411年にグジャラート・スルターン朝のアーメド・シャー1世によって「アーメダバード」と名付けられました。

インド建国の父と呼ばれているマハトマ・ガンディーはグジャラート州の出身地でもあるため、献身的なヒンドゥー教が多い傾向です。

またグジャラート州ではインドの州の中で唯一、禁酒法が設けられています。なぜなら「酒は人々を堕落させ、犯罪を生む」というガンディーの教えがあったからです。

アーメダバードは「グジャラートの奇跡」と呼ばれるほど経済発展に成功しました。なぜなら、現首相のナレンドラ・モディ首相がグジャラート州の首相であった時代に、インフラの整備や外資誘致に向けた制度を推し進めたからです。

現在はインドの中でも有数のインフラに特化した地域になっています。

アーメダバードの気温について|東京と比較

インドは全体的に気温が高い傾向があります。そこでインドのアーメダバードの気温は高いかどうかを日本の首都である東京と比較してみました。

アーメダバード東京
平均の最高気温暑い季節:38℃以上
寒い季節:30℃未満
暑い季節:30℃以上
寒い季節:9℃未満

東京の暑い季節は30℃以上に対して、寒い季節は9℃未満です。寒暖差は21℃と激しいので、服装が難しく季節の変わり目で体調を崩す方も多い傾向です。

一方でアーメダバードの暑い季節では38℃で、寒い季節は30℃未満で、寒暖差は8℃と東京ほど激しくないので、服装は1年中半袖でも問題ないでしょう。

参照1:Weather Spark|アフマダーバードの気候、月別の気象、平均気温(インド)

参照2:Weather Spark|東京の気候、月別の気象、平均気温(日本)

【日本から出発】インドのアーメダバードまでの行き方

アーメダバードにはアーメダバード空港があります。しかし、日本からの直行便がありません。

多くの行き方は、ニューデリーで乗り継ぎして向かいます。またベトナムのハノイやホーチミンで乗り継ぎするルートもあります。

フライト時間は合計で約15時間かかるので、非常に長い時間飛行機に乗ります。

インドのアーメダバードの住みやすさ

インドにある主要都市の中でも住みやすい都市といわれています。移動手段は歩くか車を使うかの2通りです。場所によっては道が整備されているところがあったり、近くにショッピングモールがあったりするので、徒歩で移動できます。

しかし少し離れると信号や歩道もなく、大通りを渡らなければならない状況になるかもしれないので、徒歩での遠出は危険です。

基本的には現地にいる日本人は車と専属のドライバーを用意しています。どうしても遠出したい場合はUberのようなタクシー配車アプリを使って移動します。

食料や日用品はショッピングモールで揃えることが可能です。具体的にはスーパーマーケットで食材と日用品、八百屋で野菜と果物、衛生用品は薬局で購入できます。

インドのアーメダバードの治安は良い!|子どもに優しい都市

インドの主要都市に比べると治安が良いといえるでしょう。インドで開催されている「都市の生活しやすさランキング2020」でアーメダバードが3位になりました。なぜなら治安や住環境の良さ、エネルギー効率で評価されているからです。

外国人駐在員からの視点だと、治安面で不安を感じることがないと考えており、特に子育てしやすい環境が揃っています。なぜなら他の親も含めて「みんなで育てよう」という雰囲気であるからです。

例えば、親が目を離している間に子どもが危ないことをしていると他の親が注意してくれます。他の親が自分の子どもと遊んでいることもよくある光景です。

野生の動物には注意が必要です。犬や猿、リスなどが公園に出没します。噛まれたり、病気になったりするかもしれないので、むやみに近づかないようにしましょう。

インドのアーメダバードでおすすめの観光スポット3選

インドのアーメダバードでおすすめの観光スポットは以下の3つです。

  1. ダーダハリ階段井戸|アーメダバードの有名スポット
  2. アクシャルダム寺院|砂岩で建築された美しい寺院
  3. サバルマティ・アシュラム|ガンディーの拠点

順番に解説します。

ダーダハリ階段井戸|アーメダバードの有名スポット

ダーダハリ階段井戸はアーメダバードの中でも特徴的な建築で有名です。階段井戸とは水面まで繋がる階段が設置された井戸のことです。アーメダバード周辺は水不足であったので、15世紀に作られました。

井戸とは思えない装飾が多く、魅力的です。具体的には柱や天井などの装飾は数百年前のものでないほど美しく、芸術性の高いものがあります。

ダーダハリ階段井戸はアーメダバード観光では外せないスポットです。また観光客も少ないので、日本では感じられない雰囲気をゆっくりと味わえます。

アーメダバードの階段井戸は「ラニ・キ・ヴァヴ」や「アダラジ・ヴァヴ」もあるので、階段井戸巡りもおすすめです。

アクシャルダム寺院|砂岩で建築された美しい寺院

数あるヒンドゥー教寺院の中で、アーメダバードを代表する寺院です。デリーにあるアクシャルダム寺院と同じ系列なので、聞いたことがある方も多いかもしれません。

アクシャルダム寺院は約6,000トンの砂岩を使って建築しており、存在感のある寺院であると言われています。

アーメダバードを訪れた際は、1度は見ておきたい寺院です。

ガンディ・アシュラム|ガンディーの拠点

ガンディ・アシュラムはサバルマティ・アシュラムとも呼ばれています。アーメダバードの中心から約6km北にある閑静な修道院で、自由と独立を目指したガンディーの拠点として存在しています。

1917年のイギリス政権と戦うために建てられた修道院ですが、別棟には実際にガンディーが住んでいた部屋が当時のまま残っています。自由のために全てを費やした様子が伝わるでしょう。

夜にはガンディーの運動をテーマにした音と光のショーが上演されています。ガンディー・アシュラム周辺には博物館や書籍やDVDなどがあり、映像でもガンディーの歴史を遡れます。

インドのアーメダバードの進出メリットとは?

インドのアーメダバードの進出メリットは以下のとおりです。

  • 今後の発展が期待されている都市
  • デリーとムンバイのプロジェクトの恩恵

アーメダバードは「グジャラートの奇跡」と言われています。州首相であったモディ氏が就任し、電力の供給を10年で約3倍に強化し、税制や規制を簡略化しました。これにより外資系企業の進出が多くなりました。

このことからアーメダバードはインド唯一の「売電州」として重宝されています。さらに電力だけでなく、水や工業用地としてインフラを整備した結果、以下の産業が発達しました。

  • 自動車
  • 機械
  • セメント
  • バイオ
  • 金属加工 など

上記のジャンルに特化している企業が世界各国から進出しています。

現在インドでは、デリーとムンバイの間に鉄道や道路、発電所を設置する大規模プロジェクトがあります。インドの輸出を促進したいからです。

アーメダバードは首都デリーとムンバイの中間に位置しており立地条件が良いので、恩恵が受けられます。

プロジェクトの恩恵が受けられ、今後の発展性も高いことから売上アップを見込めるかもしれません。世界各国は進出に至っているので、日本企業も進出をおすすめします。

まとめ:アーメダバードへの進出メリットを活かしてインドまで拡大しよう

アーメダバードは住みやすくて、治安も良いです。観光スポットは今回おすすめしたもの以外でも魅力的な建物やオブジェクトが多いので、進出までの駐在も楽しんで過ごせるでしょう。

アーメダバードはデリーとムンバイのプロジェクトの恩恵が見込まれるため、今後も発展し続ける可能性が高いので、メリットを十分理解したうえで、アーメダバードに進出することをおすすめします。