「アライバルビザ(Visa on Arrival)」を利用すれば、インド到着後に簡単な手続きで入国が可能です。本記事では、アライバルビザの取得方法や流れ、注意点について詳しく解説します。
その他のビザや、出張時の注意点などについては、以下の記事を参考にしてみてください。
インド渡航時のビザの申請方法|ビザの種類や滞在延長する際の対応も解説
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記事の監修者
アライバルビザでの入国手続き
ビザ・オン・アライバルの概要
インドでは、特定の国籍を持つ旅行者に対して「ビザ・オン・アライバル(Visa on Arrival) ※通称:アライバルビザ」が提供されており、到着後に空港でビザを取得できます。日本国籍を持つ人もアライバルビザが利用できる対象に含まれていますが、目的や滞在期間には制限があるため、事前に条件を確認しておくことが重要です。
- 対象者:主に観光目的の旅行者に対して提供され、特定の空港でのみ利用可能です。現在、ニューデリーやムンバイなど主要な国際空港での発行が行われています。
- 滞在期間:最大で60日間。必要に応じて延長が可能ですが、詳細な規則はインド政府によって変更される場合もあるため、事前確認が重要です。
- 再入国:1年に2回まで利用可能とされています。
ビザ・オン・アライバル申請の流れ
インド到着後、ビザ・オン・アライバル専用のカウンターで申請手続きを行います。この際の流れは以下の通りです。
ビザ・オン・アライバルカウンターへ
到着後、空港内の「Visa on Arrival」カウンターに向かいます。案内板を見れば分かりやすく、空港スタッフも質問に答えてくれます。
申請書の記入
カウンターで申請書を受け取り、必要事項を記入します。記入にあたっては以下の情報が必要です。
- パスポート情報
- 滞在先の住所
- 連絡先
手数料の支払い
申請手続きには手数料がかかります。現在の料金はインド政府の公式ウェブサイトで確認できます。現金またはクレジットカードでの支払いが可能です。
バイオメトリクスの登録
申請手続きの一環として、指紋と写真の撮影が行われます。このデータはビザの発行プロセスで必要とされます。
ビザの発行
申請が完了すると、パスポートにビザのスタンプが押され、入国が許可されます。このプロセスには少し時間がかかる場合もあるので、時間に余裕を持って臨むと安心です。
入国後の流れ
ビザ・オン・アライバルの手続きが完了したら、通常の入国審査に進みます。ビザスタンプを確認し、目的地の住所や滞在期間について簡単に質問されることがあります。その後、荷物を受け取って空港を出る流れになります。
ビザ・オン・アライバル利用時の注意点
必要書類の準備
インド到着時にスムーズにアライバルビザを申請するため、以下の書類や情報を準備しておくと良いでしょう。
- パスポート:6か月以上の有効期限があることが必須です。
- 帰国用のフライト予約証明:往復の航空券のコピーやEチケットなどの証明書を用意しておきましょう。
- 宿泊先の予約情報:滞在先の住所が確認できる書類(ホテルの予約確認書など)があると安心です。
手続きにかかる時間の考慮
アライバルビザの申請には多少の時間がかかります。空港が混雑している場合や手続きがスムーズに進まない場合、1~2時間ほどかかることもあるため、時間には余裕を持ちましょう。
子連れでのアライバルビザ利用
子どもと一緒にアライバルビザで入国する場合、子ども一人ひとりについても個別にビザを申請する必要があります。家族連れであれば、空港スタッフが優先的に案内してくれる場合もありますが、待ち時間を考慮して、事前におもちゃやスナックなどを用意しておくと安心です。
わたしが当時5歳の子連れで訪れた際は、インディラ・ガンディー国際空港到着後からビザ取得完了まで1時間ほどかかりました。大きな混雑はなく、スムーズだったかと思います。
インド子連れ旅行については、以下記事も参考にしてみてくださいね。
ビザ・オン・アライバルのメリットとデメリット
メリット
- 事前手続き不要:オンラインでのビザ申請を行う手間が省け、急な旅行にも対応しやすいです。
- 観光に便利:観光目的の短期旅行には最適で、煩雑な手続きを避けて入国できます。
デメリット
- 対象空港が限定的:ビザ・オン・アライバルはインドの主要空港でしか発行されないため、他の地方空港を利用する際には通常のビザが必要です。
- 滞在期間の制限:60日を超える長期滞在や、頻繁な入国が必要な場合には不向きです。また、ビジネスや医療目的の場合、アライバルビザの適用が制限されることがあります。
おまけ
空港トイレのインド美男美女の写真
インディラ・ガンディー国際空港のほぼすべてのトイレに、インド美男美女の大きな写真が掲示されています。
ここにも。
ぜひ、空港のトイレでお気に入りのインド美男美女を見つけてみてくださいね!
おわりに
私が住んでいた2011年当時はインドのビザ・オン・アライバル制度はなく、観光目的であっても事前に日本でのビザ取得が必要でした。そしてこれがとても煩雑でした。
2023年に子連れでインドを訪れましたが、ビザ・オン・アライバル制度を使うことにより事前に日本で準備することはなく、非常に便利でした!
ただし、利用にあたっては、対象空港や滞在期間などの条件をよく理解して利用することが大切です。ビザ・オン・アライバル制度(アライバルビザ)を利用し、快適なインド旅行をお楽しみください!