インドのデザートといえば、その甘さと豊かな風味が特徴ですが、中でも「グラブジャムン(Gulab Jamun)」はその代表格。丸くて黄金色をしたお菓子がシロップに浸された姿は、見ただけで甘さが伝わってきます。今回は、この「世界一甘いお菓子」とも言われるグラブジャムンを、自宅で作ってみました!
記事の監修者
グラムジャムンってどんなお菓子?
グラブジャムンは、インドの祝祭や特別なイベントでよく見られる伝統的なデザートです。外はカリッと、中はふんわりとした丸いドーナツ生地がシロップにたっぷりと浸され、一口食べるとその濃厚な甘さとミルクの風味が広がります。グラブジャムンの名前は、ペルシャ語の「gul(バラ)」と「ab(水)」、ヒンディー語の「ジャムン(果物)」に由来し、バラの香りが漂うシロップが特徴です。
材料
今回はインド食材店で購入した「グラブジャムンミックス」を使用しました。
都内のインド食材店は、こちらの記事で紹介しています。
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まるいドーナツ
- グラブジャムンミックス
- 水 50-60ml
- ギーまたはバター:大さじ1
- 揚げ油:適量
シロップ
- 砂糖300g
- 水320ml
- カルダモンパウダー ※お好みで
- ローズシロップ ※お好みで
作り方
作り方を見ようとしたら、日本語の食品成分表示シールが貼られており見えません。
シールを剥がそうと試みましたが、うまく剥がすことができずビリビリになりました。
仕方がないので、わかる範囲で作ってみます。
1.生地を作る
ボウルにグラブジャムンミックスと水60mlをれ、よく混ぜます。そこにギーまたはバター大さじ1を加え、混ぜます。
2.まるめる
生地を少量ずつ取り、小さなボール状に丸めます。このとき、ひび割れがないように滑らかに丸めるのがコツです。
3.油で揚げる
中温の油で、ボールが黄金色になるまで揚げます。油の温度が高すぎると外側が焦げてしまうので、低めの温度でじっくり揚げるのがポイントです。ここでは170°で揚げました。
4.シロップを作る
水に砂糖を溶かします。世界一甘いお菓子を作りながらも、健康意識高くきび砂糖を使いました。
最初は溶けにくいですが、10分程度放っておくと自然に溶けます。砂糖は水に溶けやすいです。
溶けました。さらっとしていて、「見るからに甘ったるい感じ」がしません。何がが違います。
レシピをパッケージを見直すと、「弱火で5分」の工程を見落としていました。(5の次が見えませんがたぶん5分)
水と砂糖を火にかけます。
少し濃度が出たら、お好みでカルダモンパウダーとバラ水を加えて火を止めます。家にバラ水がなかったので、ここではバラ水は不使用です。
5.シロップに浸す
揚げたボールをシロップに浸し、最低30分ほどしっかりとシロップを吸収させます。この工程が甘さの秘訣です!ここでは一晩浸しました。中までしっかり染み込んでいます。
6.ナッツやサフランをのせて完成
アーモンドやサフランをのせるとより本格的です!金箔をのせることもあります。
食べた感想
現地で初めて食べたときは「ここまで甘いのか!」と驚くほどでしたが、今回自宅で作ってみたグラブジャムンは、甘すぎず絶妙なバランスで、とても美味しくいただけました!自分でこの伝統的なお菓子を作れることに感激です。
ポイント
- 生地:水分が多いとべちゃべちゃしてまとまらないため、様子を見ながら少しずつ水を足しましょう
- シロップ:弱火で!煮詰めすぎに注意!
- 漬け込む:中までしっかりシロップを染み込ませるためにシロップ漬けて一晩寝かせる
おまけ①:シロップを煮詰めすぎて失敗した
砂糖を煮詰めたら甘さがより濃縮するはずだ!と試してみました。
やりすぎた気がします。
煮詰めたシロップが冷めると固まってきました。
カチカチです。完全に失敗。
やりすぎ注意です。
おまけ②:ホットケーキミックスを使ったらサーターアンダギーになった
日本で手に入る食材で作れたらと思い、ホットケーキミックスを使い、作ってみました。
- ホットケーキミックス 50g
- 牛乳 20-25ml
- ギー 大さじ1/2
グラブジャムンミックスを使ったときと同様、きれいにまとまりました。いい感じです。
揚げてみます。
まるい形が崩れてサーターアンダギーになりました。
サーターアンダギーとして美味しくいただきました。
グラブジャムンを作るには、グラブジャムンミックスを使うのがよさそうです。この記事を参考に、グラブジャムン作りに挑戦してみてくださいね!