「ダラムサラのおすすめ観光スポットは?」
「どのように行けばいいの?」
「天気とか心配…」
インドのダラムサラは、標高が高いため、インドの中では比較的気温が低い都市です。希少性の高いチベット文化が残っているため、世界中の観光客はダラムサラに注目しているでしょう。
とはいえ「ダラムサラ旅行は決まったけど、どの観光スポットに行けばよいかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。
何も知らない状態だと、旅行計画を立てるのは難しいですよね。
そこで本記事では、以下の内容を解説します。
- ダラムサラの特徴・気候
- おすすめ観光スポット
- ダラムサラまでの行き方
- ダラムサラと日本人の関係
この記事を読むことで、どこの観光スポットに訪れるのか決められ、気温や行き方も把握できるので、日程や時間などの全体的な計画立てにも使えるでしょう。
「ダラムサラ旅行の計画を立てたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
記事の監修者
ダラムサラはヒマラヤ山脈沿いにある避暑地
ダラムサラの基本情報を表でまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
位置 | ヒマーチャル・プラデーシュ州(インド北部) |
人口 | 5.3万人 |
公用語 | チベット語、ヒンディー語、英語 |
ダラムサラは「雪山の州」と呼ばれるヒマーチャル・プラデーシュ州にあります。ヒマラヤ山脈沿いでもあるので、標高1,800mの高地に位置しています。
かつてイギリス植民地時代では、インドの暑さを避けるために涼しい土地が求められており、標高の高いダラムサラが「避暑地」として利用されていました。
1959年3月にダライ・ラマ14世は、反中国に対するチベット反乱を起こしましたが、中国政府によって鎮圧され、インドに亡命。その後チベット亡命政府を立ち上げました。
チベット仏教文化の拠点にもなっており、現在では「リトル・ラサ」と呼ばれています。
ダラムサラの気候は?|冬場は要注意
ダラムサラと東京の気温の違いを表にまとめました。
ダラムサラ | 東京 | |
---|---|---|
平均の最高気温 | 暑い季節:30℃以上 寒い季節:19℃未満 | 暑い季節:30℃以上 寒い季節:9℃未満 |
東京の寒暖差は21℃ですが、ダラムサラは11℃差となっています。
とはいえ、標高が高いので、ダラムサラの寒暖差は激しくなりがちです。体感ではさらに寒くなる可能性があるため、寒い時期に行く場合は、防寒着を忘れずに持っていきましょう。
さらにダラムサラが最も寒い月は1月で、平均最低気温は2℃といわれています。1月に旅行するのは避けたほうがよいかもしれません。
参照1:Weather Spark|ダラムサラの気候、月別の気象、平均気温(インド)
参照2:Weather Spark|東京の気候、月別の気象、平均気温(日本)
ダラムサラのおすすめ観光スポット5選
ダラムサラでおすすめする観光スポットは、以下のとおりです。
- ダライ・ラマ法主公邸とチベット寺院
- マクロードガンジ
- ナムギャル僧院
- アッパーバグス
- ノルブリンカ インスティテュート
順番に解説します。
1. ダラムサラ法主公邸とチベット寺院
ダラムサラ法主公邸とチベット寺院は、ダラムサラに来たなら必ず訪れるべきスポットです。ダラムサラの聖地として扱われており、チベットの中心的な寺院に位置しています。
こうした背景により、世界中から多くの観光客が集まっています。とくにダラムサラ法王の法話が最も人気です。法話とは、仏教に関係している人が、仏教の教えをわかりやすく一般人に説明することです。
法話を聞くことで、生きていく中で必要な考え方や心の持ち方を知り、人生を豊かにできる可能性があります。
しかし、ダラムサラ法王の法話は毎日行われていません。
いつ行われているのかは「 ダライ・ラマ法王14世 公式ウェブサイト」で確認できるので、法話を聞きたい方は日程に合わせて訪れましょう。
2. マクロードガンジ
マクロードガンジは、ダラムサラの中でも商店街に近い場所で、大通りの両側に多くのお店が並んでいます。とくに「テンプル通り」がメインストリートとして位置付けられており、土産屋が多くあります。
観光客をターゲットにしたテンプル通りから離れると、果物や野菜など現地の人々に向けたお店があり、観光客も購入可能です。気になる食べ物があれば、買って食べてみるのもよいでしょう。
また政治に関するポスターが貼られているので、ダラムサラがどのような生活をしているのか、政治をどう考えているのか把握できる観光地でもあります。
ダラムサラのリアルを体験したいという方におすすめです。
3. ナムギャル僧院
ダラムサラ法主公邸の前に位置する寺院です。僧たちが足を踏み鳴らしながら、手をたたき、教義問答する光景が見られます。
そもそもナムギャル僧院は以下2つの寺院で成り立っています。
- ツクラカン堂:最も重要な寺院で、品格漂う仏像がある
- カーラチャクラ堂:1992年建設で、美しいカーラチャクラ曼荼羅の壁画がある
ナムギャル僧院の中では、手前に玉座がある「釈迦牟尼像(シャカムニツブ)」やチベット仏教の一部の派閥を開いた「パドマサンヴァバ像」が置かれています。
また至るところで、カメラを向けてもチベット僧は気にせず、修行や拝礼に取り組んでいます。
ダライ・ラマはこのナムギャル僧院に住んでおり、運がよければ、見かけることがあるかもしれません。
チベット僧の生活や活動を深く知りたいという方におすすめです。
4. アッパーバグス
アッパーバグスは、マクロードガンジから山道を登ったところにある地域です。住んでいる人々は、やぎの放牧といった生活をしています。
午後になると雲海が広がり、まるで別世界のように感じられます。また朝日や夕日が切り立った山を照らす風景は心に残ること間違いなしです。
賑わっているマクロードガンジとは異なり、静かで穏やかな時間が流れているので、のんびり過ごしたい観光客が訪れやすくなっています。
ティータイムのような、ゆったりとした時間を味わいたい人におすすめです。
5. ノルブリンカ インスティテュート
ノルブリンカ インスティテュートはマクロードガンジから少し離れた山の中にある文化センターで、チベットの文化を残すために設立されたといわれています。具体的なチベットの文化は、絵や彫刻、金属加工などの技術のことです。
ノルブリンカ インスティテュートでは、職人たちがワークショップを実施しています。現地の人はもちろん、観光客もチベット文化を学んだり、伝統工芸品の作り方を体験できたりします。
賑わっているマクロードガンジから離れているので、静かで穏やかな時間を過ごせるでしょう。
チベットの芸術作品の制作を体験できる貴重な機会なので、文化に興味がある方におすすめです。
日本からダラムサラの行き方
日本からダラムサラまでの直行便がなく、デリーの空港を経由しなければなりません。日本からデリーまでの直行便があるので、航空券を手に入れて乗りましょう。
デリーからダラムサラまでは空路、陸路両方あります。
時間 | 金額 | |
---|---|---|
空路 | 約1時間30分 | 約12,000円 |
陸路(夜行バス) | 12〜14時間 | 約2,300円 |
時期やグレードによって、価格や時間は変動するので、入念に確認しておきましょう。
ダラムサラには多くの日本人が観光している
ネット上では、ダラムサラの旅行記が多く掲載されています。観光スポットに行って何をしていたか、どのように感じたかを見られるので、旅行計画を決める指標にするとよいでしょう。
株式会社ロコタビは、ダラムサラ在住の日本人が旅行の案内ガイドや通訳、さらにレストランやホテルなどの予約代行をしてくれるサービスを提供しています。
詳しくは「ダラムサラ在住日本人が旅の案内ガイドや通訳、予約代行します」で相談できます。よりよいダラムサラ旅行にするため、まずは気軽にお話を聞いてみてはいかがでしょう。
ダラムサラの旅行計画を立てよう
ダラムサラには、チベット文化につながる観光スポットが多く、現地の状況をよく知れる絶好の機会といえます。
しかし、旅行計画をしっかり立てていないと、貴重な時間の多くを無駄にしてしまうかもしれません。
この記事を見ている方の多くは、初めてダラムサラに旅行する予定でしょう。「まだダラムサラの旅行計画が決まっていない…」という方はぜひこの記事を参考にしてみてください!